インテリアも大幅にアップグレード
フォルクスワーゲン アトラスは、北米市場向けに開発されたリーズナブルな価格の大型SUV。2017年に登場した「アトラス」は3列シート7人乗り、2019年登場のクーぺルックな「アトラス クロススポーツ」は5人乗りとなる。中国市場では「テラモントX」のモデル名で販売されているが、欧州市場や日本市場には導入されていない。
改良新型の2024年仕様は、新しいフロントデザインを採用。グリルにはデイタイムランニングライトが組み込まれ、アダプティブ フロント ライティング システム (AFS)を備えたLEDヘッドライトが標準装備される。リアではワイドなボディを強調するメタリックなバーがデザインされ、リアコンビランプの中にフォルクスワーゲンエンブレムが配された。また、ホイールは18〜20インチの新しいデザインで、R-lineは21インチのアルミ合金ホイールが組み込まれている。
インテリアではダッシュパネルやセンターコンソールにソフトタッチのレザーレットトリムが用いられ、ダイアモンドパターンのキルティングレザーシートも装備される。
エンジンは269psのパワーを誇る2L直4直噴ターボの2.0TSIに一本化。従来のVR6と同等のパワーを提供するとともに、より広い回転域で最大トルクを発生し、ドライバビリティを向上させている。パワートレーンは8速ATと前輪駆動が標準だが、 4MOTION全輪駆動システムがすべてラインナップに設定される。
現時点では、日本導入についてのアナウンスはない。なお、詳細な仕様や価格は、今年夏の発売前に発表される予定となっている。
フォルクスワーゲン オブ アメリカのパブロ・ディ・シ社長兼 CEO は 「刷新されたアトラスとアトラス クロススポーツは、その成功をさらに発展させ、エレガントな新しいインテリアと、パフォーマンスとドライビング エクスペリエンスの両方を向上させる洗練されたターボチャージャー付きエンジンを備えています」と語っている。