2023年2月9日(現地時間)、フォルクスワーゲンはアメリカ・シカゴで開催されている「シカゴモーターショー」で大型SUV「アトラス」「アトラス クロススポーツ」の改良型となる2024年仕様を公開した。日本未導入のため日本では知られていないが、「アトラス」「アトラス クロススポーツ」はどんなモデルなのだろうか。

インテリアも大幅にアップグレード

画像: 大型スポイラーやディフューザーのデザインも変更され、リアビューもより精悍に。アトラスは3列シート7人乗り。

大型スポイラーやディフューザーのデザインも変更され、リアビューもより精悍に。アトラスは3列シート7人乗り。

フォルクスワーゲン アトラスは、北米市場向けに開発されたリーズナブルな価格の大型SUV。2017年に登場した「アトラス」は3列シート7人乗り、2019年登場のクーぺルックな「アトラス クロススポーツ」は5人乗りとなる。中国市場では「テラモントX」のモデル名で販売されているが、欧州市場や日本市場には導入されていない。

改良新型の2024年仕様は、新しいフロントデザインを採用。グリルにはデイタイムランニングライトが組み込まれ、アダプティブ フロント ライティング システム (AFS)を備えたLEDヘッドライトが標準装備される。リアではワイドなボディを強調するメタリックなバーがデザインされ、リアコンビランプの中にフォルクスワーゲンエンブレムが配された。また、ホイールは18〜20インチの新しいデザインで、R-lineは21インチのアルミ合金ホイールが組み込まれている。

インテリアではダッシュパネルやセンターコンソールにソフトタッチのレザーレットトリムが用いられ、ダイアモンドパターンのキルティングレザーシートも装備される。

画像: ソフトタッチのレザーレットトリムやウッドパネルなど、上質な素材が使われるインテリア。アンビエントは照明30色から選べる。

ソフトタッチのレザーレットトリムやウッドパネルなど、上質な素材が使われるインテリア。アンビエントは照明30色から選べる。

エンジンは269psのパワーを誇る2L直4直噴ターボの2.0TSIに一本化。従来のVR6と同等のパワーを提供するとともに、より広い回転域で最大トルクを発生し、ドライバビリティを向上させている。パワートレーンは8速ATと前輪駆動が標準だが、 4MOTION全輪駆動システムがすべてラインナップに設定される。

現時点では、日本導入についてのアナウンスはない。なお、詳細な仕様や価格は、今年夏の発売前に発表される予定となっている。

フォルクスワーゲン オブ アメリカのパブロ・ディ・シ社長兼 CEO は 「刷新されたアトラスとアトラス クロススポーツは、その成功をさらに発展させ、エレガントな新しいインテリアと、パフォーマンスとドライビング エクスペリエンスの両方を向上させる洗練されたターボチャージャー付きエンジンを備えています」と語っている。

画像: クーぺルックの「アトラス クロススポーツ」は5人乗りとなる。

クーぺルックの「アトラス クロススポーツ」は5人乗りとなる。

This article is a sponsored article by
''.