フォルクスワーゲンは2023年夏にプレミアムSUVである「トゥアレグ」のアップデートを行う予定だが、それに先立ってプロトタイプモデルのテスト写真を公開した。

新開発の IQ.LIGHT HDマトリックスヘッドライトは明るさ抜群

画像: カモフラージュされたほぼ量産型のプロトタイプモデルのテスト風景。

カモフラージュされたほぼ量産型のプロトタイプモデルのテスト風景。

新型トゥアレグはフロントとリアに新しいデザインが採用されるだけでなく、シャシにも改良を施して、快適性とパフォーマンスの両方を向上させる。カモフラージュされた新型トゥアレグは、スウェーデンのラップランドでの最終テストを行なっている最中だ。

偽装されたプロトタイプの写真からは、新しい技術的なディテールを垣間見ることができる。たとえばフロントでは、新開発のIQ.LIGHT HD マトリックスヘッドライトと、それらの間に統合された新しいLEDライトストリップを確認できる。

HDとは「High Definition」の略で、非常に高い解像度という意味。新型トゥアレグでは合計3万8400個のマイクロLEDで非常に明るい光を放つ。また、対向車をまぶしくすることなく、道路を非常に明るく照らすことができるという。

そしてリアには照明付きの「VW」ロゴバッジを備えている。2023年1月からバッジを赤く光らせることがヨーロッパで許可されたために採用されることになった。

画像: フォルクスワーゲンとしては新型トゥアレグで初めて赤く光るVWロゴバッジを採用する。

フォルクスワーゲンとしては新型トゥアレグで初めて赤く光るVWロゴバッジを採用する。

新世代のシャシ技術を投入し走行安定性を向上

画像: ルーフボックスのあるなしをセンサーで判断して、走りのセッティングを最適化する。

ルーフボックスのあるなしをセンサーで判断して、走りのセッティングを最適化する。

シャシ技術の改良も実施。ルーフ荷重センサーに負荷がかかっていないときは俊敏性を向上させる方向に、ルーフボックスなどが取り付けられて負荷がかかっているときは走行安定性を向上させる方向に走りのセッティングを最適化する。この技術は標準のスチールスプリングとオプションの2チャンバーエアサスペンションにも対応し、最高の快適性と最適なパフォーマンスを両立する。

トゥアレグには「イノビジョンコクピット」が採用されているが、新型では改良が図られ、車線の正確なナビゲーションとより高解像度のHDマップデータを提供する。そしてボイスコントロールもさらに進化しており、スマートフォンと「App Connect」(Apple CarPlay、Android Auto)の連携はワイヤレスでも実行できるようになるという。

画像: イノビジョンコクピットはさらに進化し、アームレストとセンターコンソールの素材を柔らかいものに変更した。

イノビジョンコクピットはさらに進化し、アームレストとセンターコンソールの素材を柔らかいものに変更した。

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