2023年2月24日、三菱自動車工業(以下、三菱)はコンパクトSUVの「RVR」を一部改良して販売を開始すると発表した。

上級グレード用の装備やオプションを標準化

画像: 三菱のロングセラー コンパクトSUV「RVR」。

三菱のロングセラー コンパクトSUV「RVR」。

RVRは、現行型が2010年に発表されたロングセラーのコンパクトSUVだ。適度なサイズで取り回しがよく運転しやすいコンパクトボディに、路面状況に合わせて最適な操縦安定性と走破性を実現する電子制御4WDを備えている。世界でも約90カ国で販売するSUVのエントリーモデルであり、幅広いユーザーを得ている。

今回の一部改良では、まず上級グレードに標準装備としていた後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)<BSW/LCA>、後退時車両検知警報システム<RCTA>を「M」グレードにも標準装備した。これで、RVRは全グレードに以下の安全装備を標準化した。

●衝突被害軽減ブレーキシステム<FCM>*対車両/対歩行者
●オートマチックハイビーム<AHB>
●誤発進抑制機能(前進時)
●車線逸脱警報システム<LDW>
●後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)<BSW/LCA>
●後退時車両検知警報システム<RCTA>

また、これまでメーカーオプション設定としていたSRSサイド&カーテンエアバッグを全車に標準装備し、安全性を向上させた。

画像: RVR「G」のインテリア。

RVR「G」のインテリア。

「M」グレードの装備を見直し、質感を向上

画像: RVR「G」のリアビュー。

RVR「G」のリアビュー。

さらに、これまで4WD車のみ標準装備だった寒冷地仕様(ヒーテッドドアミラー、リアヒーターダクト、ラジエータークーラント寒冷地仕様化)を2WD車にも採用し、全車標準装備とすることで、冬場の利便性を向上させた。

なお、「M」グレードはドアミラーをターンランプ付きに変更したほか、ホイールアーチモールの追加や、サイドガーニッシュのメッキ加飾追加など、「G」グレードと同様の外観とすることで質感の向上を図っている。

ここで紹介している以外の内外装やパワートレーンなどに関しては、従来型から変更はない。主なグレードと車両価格は、「M」(2WD=FF)の230万6700円からブラックエディション(4WD)の283万2500円。パワートレーンは、いずれも1.8L 直4 SOHCと6速スポーツモードCVTの組み合わせのみ。

ちなみに、RVRの欧州仕様にあたるASXは、既に欧州市場ではルノー キャプチャーをベースにした新型が発表されているが、この一部改良により日本市場では、まだしばらく現行型のRVRが販売されることになりそうだ。

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