画像: カーリースおすすめ10社徹底比較ランキング!

おすすめのカーリースを知りたい方必見です!近年カーリースが注目され始め、多くの業者が様々なプランとともに登場しています。それぞれ独自のサービスを打ち出しており、内容を比較すれば自分に合ったカーリースが見つけられます。ここでは、カーリース10社を徹底比較し、カーリースのメリットや失敗しない選び方をお伝えします。

サブスクサービスの浸透とともに、人気が高くなっているカーリース。多くの業者が参入し、自動車メーカーも独自のカーリースサービスを打ち立てています。提供する業者が増えると選択肢の自由度も増すので嬉しいことですが、その反面、契約内容が複雑で違いを見極めるのが難しいともいえるでしょう。

カーリースを選ぶ場合、価格や契約期間、メンテナンス内容などを自分のライフスタイルと照らし合わせて決めるのがおすすめです。そして今回は、おすすめ10社をピックアップしました。それぞれのリース会社の特徴をわかりやすくまとめましたので、ぜひリース会社選びの参考にしてください。

→【当サイトおすすめNo.1!】MOTAのカーリースでクルマを選ぶ!

おすすめカース会社10選!各社の特徴比較

まずは編集部おすすめの10社を紹介します。多くの方々が気になる以下の点を比較しやすいようにまとめてみました。

  • 最安値
  • 含まれるサービス内容
  • 任意保険の有無
  • 走行距離制限
  • 最後にクルマをもらえるプラン
  • ・・・etc

では、早速見ていきましょう。

①MOTAカーリース

画像: MOTA autoc-one.jp
MOTA
autoc-one.jp
月額1万円台以下のクルマの数35台
最安値8,580円~(N-WGN)
リース期間5年、7年、11年
任意保険の付帯なし
MOTA自動車保険一括見積との連携あり
メンテナンスの種類・メンテナンスパック
・メンテナンスパックプレミアム
の2種類をオプションで用意
※詳細はこちらをクリック
もらえるプランあり(新車が最後に必ずもらえる)
走行距離制限なし
利用できる車種国産主要メーカー9社
※一部車種の取扱中止あり
カスタムの可否可能(どんなカスタムも問題なし)
納期契約後発注後、1カ月〜2カ月程度
納車場所自宅

まず紹介するのはMOTAカーリース。

新車でも必ず最後にもらえるのがMOTAカーリースの大きな特徴で、さらに走行距離制限やカスタム制限もないので、本当に購入したようにクルマを利用できます。契約満了時に原状回復のための修理費用を気にする必要もありません。

月額契約ができないのでマンスリー感覚で使いたい方には不向きなこと、また任意保険が含まれていないことは注意点となりますが、それ以外は他社と比較しても弱みがないサービス内容となっており、おすすめのカーリースです。

ボーナス併用すると月額利用料1万円以下で利用できる車種が35台と豊富なので、乗りたい車種も見つけやすいでしょう。

費用とサービス内容、自由度のバランスが非常に良く整ったサービスですので、迷ったらこちらのカーリースからクルマを選んでみてはいかがでしょうか。

→MOTAカーリース公式サイトはこちら!

②KINTO

画像: KINTO kinto-jp.com
KINTO
kinto-jp.com
月額1万円台以下のクルマの数7台
最安値14,740円~(ルーミー)
リース期間・初期費用フリープラン・・・3年、5年、7年(ただしレクサス車とモリゾウセレクションは3年)
・解約金フリープラン・・・3年(契約満了後再契約可能)
任意保険の付帯あり(基本料に含まれる)
東京海上日動火災保険株式会社のリース車専用自動車保険がすべてのリースカーに付帯
メンテナンスの種類以下全て費用にコミ
・法定点検
・車検修理費用
・日々のメンテナンス
・消耗品
もらえるプランなし
走行距離制限月間走行距離1,500km
利用できる車種トヨタ及びレクサス
KINTOでしか手に入らないプリウスUグレードやbZ4X、GRヤリスモリゾウセレクションあり
カスタムの可否不可
納期・Web申し込みの場合・・・契約から最短1.5カ月で納車
・店頭申し込みの場合・・・販売店で確認可能
納車場所担当販売店のみ

TOYOTA運営のカーリースであるKINTO。大きな特徴は、クルマ所有後にかかる経費が月額利用料にすべて含まれていることです。

一般的なカーリースは、車検費用は月額に含まれても整備費用はオプションを選ぶ必要があるほか、自動車保険も自分で加入しなければなりません。しかしKINTOなら、ガソリン代と駐車場代だけ用意できれば、月額利用料に整備オプションなど必要ありません。任意保険が料金に含まれている大手カーリースはKINTOだけと言ってもいいでしょう。

さらに、KINTOでしか選べないトヨタ車も手に入れられるのもKINTOならではの魅力です。

サービスが充実しているので他社よりもやや高く見えるかもしれませんが、自分で任意保険など必要経費を払うことを考えると、KINTOのコミコミの方が少し安く収まる可能性もあります。

トヨタのクルマのリースを考えていた方には外せない選択肢だと思いますので、こちらのサービスもぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

→KINTOカーリースの公式サイトはこちら!

③ニコノリ

画像: ニコノリ www.niconori.jp
ニコノリ
www.niconori.jp
月額1万円台以下のクルマの数75台
最安値5,500円~(ミライースなど)
リース期間1年〜9年
※短期カーリースは1か月から利用可能
任意保険の付帯なし
リースカー専用自動車保険の用意あり(自分で加入)
メンテナンスの種類・車検(継続検査)
・新車1カ月点検
・新車6カ月点検
・エンジンオイル交換9回分
・ウォッシャー液無料補充
・バッテリー液無料補充
・クーラント液の無料補充
※さらにライトプランとバリュープランのメンテナンスオプションも用意。
詳細はこちら
もらえるプランあり
走行距離制限・通常プラン・・・5年間で60,000kmや30,000kmで設定
・もらえるプラン・・・なし
ユーザーの申し出で距離の変更可能
利用できる車種国産主要メーカー8社
ただし、一部車種の取扱いなし
カスタムの可否・通常プラン・・・不可
・もらえるプラン・・・可能
納期最短14日
納車場所自宅

ニコノリは、2020年に日本マーケティングリサーチ機構が実施した「サービス(プラン)が充実しているカーリース」「おすすめのカーリース会社」「価格が納得できるカーリース」の3部門でNo1を獲得したカーリース会社です。

オーナーがクルマの定期点検をしっかり行い、走行距離に注意して大切に乗ることを条件として、値引きという形でリース料金を安く設定しています。

大きな特徴は、複数のリース会社(信販会社)と提携しているので審査通過のチャンスが多いことと、即納できるクルマを多数用意していることでしょう(通常は1〜3カ月程度かかります)。

また、全国150カ所以上のメーカーとディーラーと取引があるので、各社が保有する新車をいち早く納車できる強みがあります。業界最安値でカーリースできる車種があるのも魅力でしょう。

全国どこでも自宅に納車が可能な他、クルマを選ぶときにヒアリングして最適なプランを提示してもらえるので、ライフプランにあったリース契約が可能です。

→ニコノリの公式サイトはこちら!

④定額カルモくん

画像: 定額カルモくん carmo-kun.jp
定額カルモくん
carmo-kun.jp
月額1万円台以下のクルマの数32台
最安値11,390円~(ミライース)
リース期間1年〜11年
任意保険の付帯なし
メンテナンスの種類・シルバーメンテンプラン
・ゴールドメンテンプラン
・プラチナメンテプラン
の3種類を用意。
詳しくはこちら
もらえるプランあり
走行距離制限・6年未満の場合・・・月間1,500km
・7年以上の場合・・・なし
利用できる車種国産主要メーカー8社
ただし、一部車種の取扱なし
カスタムの可否可能(7年以上契約でもらえるオプションをつけるとカスタム可能)
納期・中古車・・・最短4日
・新車・・・最短3週間
納車場所自宅
セル種別
  # 見出しセル
  | 値セル
  
セル修飾
  |(comment)   コメント (無視される)
  |*   マーキング (.marked)
  |<  |=  |>   左寄せ, 中央寄せ, 右寄せ
  |~  |-  |_   上揃え, 中揃え, 下揃え
  |/   自動折り返し(最小幅 : 10文字幅)
  
  (無指定では左寄せ、中揃え、自動折り返しなし)
  
  例)
    #=~   中央寄せ、上揃えの見出しセル
    |*>_/ 右寄せ、下揃え、マーク付き、自動折り返しの値セル

セルの結合
  | 右セルと結合 :
  | 右2セルと結合 ::
  |^ 上セルと結合

行区切り
  ---
  === (二重線)

特殊文字のエスケープ
  セル値内に #, |, --- など、セルの最後に : を入れたい場合は頭に \ をつける
  
  例)
    # 見出しセル内に「\#」を入れる
    | セルの最後に : を入れたい ::\:

キャプション (最上部か最下部のみ)
  [[ キャプション ]]
  [[< 左寄せキャプション ]]
  [[= 中央寄せキャプション ]]
  [[> 右寄せキャプション ]]

  (無指定では左寄せ)

例)
[[= 上キャプション中央寄せ ]]
#=     #=   A   #=    B    #=   C   #=   D    #=  E  #=  F    ---
#= \#1 |>   123 |>     456 |>   789 |=   --   |>       1,234: ---
#= \#2 |> 3,456 |*> -7,890 |> 1,234 |^        |  456 |> -123 
=================================================================
#= SUM |> 3,579 |*> -7,434 |> 2,023 |= \-\-\- |>       1,567: ---
x

テレビCMでもおなじみの定額カルモくん。24時間ネットから申し込めるほか、最大49,500円のネット割引をしているのが特徴です。

さらに定額カルモくんでは、契約後のサポートを充実させるため、契約者専用定額カルモくんアプリを用意し、利用者をしっかりサポートします。たとえば、メンテナンス利用申請もアプリから可能となるほか、リース料金の引き落としや登録内容の確認、そしてアプリ限定のお得なキャンペーン情報も受け取れます。

→定額カルモくん 公式サイトはこちら!

⑤リースナブル

画像: リースナブル leasonable.com
リースナブル
leasonable.com
月額1万円台以下のクルマの数22台
最安値6,600円~(トヨタ アクア、日産 ノートなど)
リース期間3年、5年、9年
車種ごとに選べる期間が異なる
任意保険の付帯なし
メンテナンスの種類車検基本料込み
シンプルプランとコミコミプランのメンテナンスプランも用意
もらえるプランあり
契約満了時に買取可能。
走行距離制限・9年リース・・・なし
・それ以外・・・月間750km(一部車種は月間1,000kmと2,000km)
利用できる車種人気国産車がメイン
全メーカー、全車種ではない
カスタムできるのか不可
納期通常は2カ月~
在庫があれば即納可。
納車場所店頭もしくは自宅
※自宅の場合は納車費用あり

リースナブルは、契約期間中いつでも乗り換えが自由にできるほかにはないサービスが特徴です。カーリースは、途中で乗り換えを申し出ると解約となり違約金が発生しますが、リースナブルはいつでも解約と買取が自由です。

リースナブル特有の車両割引があるので月額がかなり安くなりますが、その分契約満了時に残価清算が発生する恐れがある点は注意です。それを補うために毎月3,000円の積み立てサービスを実施しています。

契約満了時には、最大50万円分の残価清算に使えるほか、24時間ロードサービスも付帯されるので、積み立てサービスを併用すれば、かなりお得にカーリース契約できます。

余った積立金は、次のクルマの資金にも充当できる仕組みなので、いつも安く新しいクルマに乗り続けられます。

→リースナブル 公式サイトはこちら!

⑥コスモMyカーリース

画像: コスモMyカーリース www.cosmo-mycar.com
コスモMyカーリース
www.cosmo-mycar.com
月額1万円台以下のクルマの数2台
最安値16,830円~(ミライース)
リース期間3年、5年、7年、9年
任意保険の付帯なし
メンテナンスの種類・ゴールドパック
・シルバーパック
・ホワイトパック
の3種類から選べる
詳しくはこちら
もらえるプラン9年リースのみもらえる
走行距離制限月間1,000km
500kmや1,500kmも選択可能
利用できる車種国産主要メーカー8社
ただし、一部車種の取扱なし
カスタムの可否返却時に元に戻せるならOK
納期契約後発注して通常2カ月〜3カ月程度
納車場所自宅

コスモMyカーリースは、コスモ石油のサービスステーションで提供されるカーリースサービスです。特徴は、クルマのことで何か困りごとがあれば全国のコスモ石油サービスステーションで相談できることです。しかもガソリン最大10円/Lの割引をずっと受けられるのも魅力です。

カーリースを選ぶとき、価格やプラン内容も重要ですが、クルマは、乗り始めると必ずメンテナンスや故障などの問題が発生するので、相談できる場所が手軽な場所にあることが重要でしょう。コスモMyカーリースは、クルマに精通したスタッフが常駐しているので、クルマやプランの選ぶ方法などを細かくじっくり相談できるのも魅力です。

コスモ石油は日本全国にあるので、どこにいてもクルマのサービスをユーザーの好きなタイミングで受けられるので安心してカーライフが送れることでしょう。

→コスモMyカーリース 公式サイトはこちら!

⑦カーコンカーリース

画像: 画像引用:カーコンカーリース morokomi.carcon.co.jp

画像引用:カーコンカーリース

morokomi.carcon.co.jp
月額1万円台以下のクルマの数4台
最安値8,140円~(アルト)
リース期間3年、5年、7年、9年、11年
任意保険の付帯なし
メンテナンスの種類車検基本料
軽自動車はメンテナンスパックも用意。
詳しくはこちら
もらえるプランあり(7年、9年、11年プランが対象)
走行距離制限月間2,000km
もらえるプランなら実質無制限
利用できる車種国産全メーカーと全車種
中古車のみ輸入車もあり
カスタムの可否不可
納期最短14日間(通常は3週間から1か月)
納車場所自宅

クルマのへこみやキズの修理で有名なカーコンビニ倶楽部が提供するカーコンカーリース。クルマ所有後にかかる費用の諸々がすべてコミになった業界トップクラスのサービスが特徴です。しかもクルマの修理を専門とするカーコンビニ倶楽部やカーコン車検がフルサポートするので、安心してカーライフが送れることでしょう。

カーリースが自分に向いているかわからない方も、公式HPでカーリース診断のマッチングテストも用意されているので、利用してみるのもよいでしょう。

→カーコンカーリース 公式サイトはこちら!

⑧MINT

画像: MINT mintsubsc.com
MINT
mintsubsc.com
月額1万円台以下のクルマの数なし
最安値19,360円~(ジムニー)
リース期間新車は3年プランのみ
1カ月から最長11か月の短期リースもあり
任意保険の付帯なし
メンテナンスの種類・シンプルプラン
・コミコミプラン
・ほんとうのこみこみプラン
の3タイプを用意。
詳しくはこちら
もらえるプランなし
走行距離制限月間走行距離500km、1,000km、無制限を用意
利用できる車種マツダとスバルを除く国産メーカー
※一部車種のみ取扱なし
カスタムできるのか不可
納期全国ディーラーネットワークを駆使して最短で納車
納車場所自宅

MINTはマンスリープランを用意しているのが最大の特徴で、すぐに乗り換えたい方や、リース期間が短いサービスを探している方に向いています。

新車を所有すると、3年目に必ず車検が訪れますが、MINTでは、3年で契約満了なので、車検を心配する必要がありません。さらに、3年という短いリース期間でも高残価設定をしており、業界最安値宣言をするほど安い月額利用料が魅力です。

もちろん、高残価設定になると契約満了時に残価清算の心配がありますが、MINTOのカーリースは残価清算がありません。

このほか、整備工場にメンテナンス入庫が面倒な方のために、おうちでメンテと呼ばれる業界初の自宅に整備士がやってきてメンテナンスするサービスも用意されています。

→MINTカーリース 公式サイトはこちら!

⑨NOREL

画像: NOREL norel.jp
NOREL
norel.jp
月額1万円台以下のクルマの数2台
最安値17,270円~(ミライース)
リース期間・マンスリープラン・・・1カ月~
・中古車プラン・・・90日~6年
・新車プラン・・・1年~9年
任意保険の用意・マンスリープラン・・・あり
・中古車プラン・・・あり(車両保険は含まれない)
・新車プラン・・・なし(自分で加入)
メンテナンスの種類基本的にメンテナンスは実費負担
もらえるプランなし
走行距離制限月間250km~2,000km
利用できる車種国産車と輸入車全般
カスタムできるのか不可
納期納期は各自動車メーカーに準ずる
納車場所全国に納車可能
離島などは別途費用が掛かる場合や契約ができない場合あり

大手クルマ買取業者ガリバーが運営するNOREL。国産車だけでなく輸入車が利用できる数少ないカーリースです。

また、マンスリープランを用意しており最短30日から車を利用できるシステムを導入しています。とりあえず試しにクルマを所有したい方でも手軽に車が持てると言えます。

ガリバーのネットワークを使用するので、選ぶクルマもコンパクトカーからクラッシックカーまで選べる特徴があり、若いころに憧れたクルマや、一度は乗ってみたい旧車を手に入れることも可能です。

→NORELカーリース 公式サイトはこちら!

⑩NORIDOKI

画像: NORIDOKI joycal.jp
NORIDOKI
joycal.jp
月額1万円台以下のクルマの数なし
最安値27,300円~(ヴェゼル、ライズ)
リース期間3年
任意保険の付帯なし
メンテナンスの種類基本利用者負担
もらえるプランなし
走行距離制限年間12,000km
利用できる車種人気のSUVやミニバンを厳選
カスタムできるのか不可
納期納期は自動車メーカーに準ずる
納車場所ジョイカルNORIDOKI販売店
※別途納車費用を払うと自宅納車も可能

3年ごとにクルマに乗り換える、新しいカーライフを提案するNORIDOKI。短いスパンで新車に乗り変えられることは、クルマ好きにとってうれしいサービスと言えるでしょう。

業界初となるクレジットカード払いに対応しているので、カードのポイントがたまるほか、クレジットカード払い専用割引価格も用意しています。

さらに、カーリースと言えば、一括払いが不可の毎月定額払いでしたが、カード払いにすることで一括払いが可能となっています。さらに一括払いにすると、月々定額払いした総額より割安でリースカーが利用できます。

NORIDOKIの魅力は、3年で契約満了なので、クルマに何かあっても新車補償が使えるため、所有するコストが大きく抑えられます。さらに、頭金もボーナス払いもないので、表示される月額利用料を支払うだけで、所有している間にクルマにかかる費用は発生しません。

→NORIDOKIカーリース 公式サイトはこちら!

そもそもカーリース(クルマのサブスク)とは?仕組みをおさらい

クルマを借りるサービスとして古くから企業などにカーリースが浸透してきましたが、近年クルマのサブスクリプションが増えています。

初めてカーリース(クルマのサブスク)を利用する方は、その仕組みを理解しておきましょう。

カーリースを利用する主なメリット4つ!購入と何が違う?

カーリースは購入と違い、以下のようなメリットがあります。

  • 初期費用を用意する必要なくクルマが持てる
  • クルマの維持費を心配しなくてよい
  • クルマの乗り換えが簡単
  • 手続きが簡単でサポートも充実している

初期費用を用意する必要なくクルマが持てる

クルマを購入する場合、頭金を用意することが普通でしょう。さらに、新車購入時には、申込金や手付金として、概ね新車価格の1割程度を収める必要がありますが、カーリースならこれらの初期費用は一切かかりません。

つまり、どんな高額なクルマをカーリースする場合も、頭金や申込金を支払うことなく、クルマを手に入れられるサービスがカーリースです。

貯蓄に余裕が生まれるまで待たなくても、念願のカーライフをスタートできます。

クルマの維持費を心配しなくてよい

クルマを所有すると、税金、車検整備費用、定期メンテナンス費用などの維持費がかかりますが、カーリースはこれらの費用を月額利用料金に組み込んでいるので、維持費の大部分の心配がなくなります。

例えば税金は、毎年クルマの使用者に対して納付が義務付けられている自動車税が知られていますが、1年に1回とはいえ、数万円の税金を1回で支払う必要があるので使用者の大きな負担になっています。

さらにクルマは法律で新車から3年、以後2年ごとに1回車検を受ける必要があり、その際かかる費用は10万円前後と大きな出費であるため、クルマを所有することをためらう原因の一つと言えるでしょう。もちろん、クルマに乗れば万が一の時のために自動車保険への加入も必要なことから、税金、車検、そして自動車保険は、クルマ所有者にとって大きな負担になっています。

この中でほとんどのカーリースは税金と車検費用を(場合によっては任意保険も)月額利用料に含めているので、大きな出費に頭を悩ます心配がありません。さらに、メンテナンスも月額利用料に含まれるプランもあるので、カーリース契約後は、燃料代と駐車場代、任意保険料だけ気にしていればいいことも大きなメリットです。

クルマの乗り換えが簡単

クルマは、購入したらいずれ手放す時がやってきます。買い替えの場合は下取りや買取という方法を取るのが一般的で、どちらも不可となると廃車処分の必要も出てきます。これらの手続きには、状況によって時間も労力も多く取られることもありますが、その点カーリースならクルマを返却して次のクルマを契約するだけなので、スムーズな乗り換えが可能です。

また、手続き面だけでなく、短いスパンでクルマを乗り換えたい人にもおすすめです。クルマは高額な商品なので、3年で乗り換えはそう簡単にできるものではありません。特に新車購入後の3年後にどれだけリセールバリューがあるかは、一般ユーザーに見極めることは難しく、いざ3年後に乗り換えようと思っても思ったほど高く売却できず、乗り換えを断念しなければならないことも多々あります。

それがカーリースであれば、3年という比較的短いスパンであっても乗り換えを可能とするプランを各社販売しているので、3年ごと新しいクルマに乗り継げることも可能です。しかも以前乗っていたクルマと次に乗るクルマの月額利用料を合わせることも可能なので、プランやクルマの選び方で負担増になることもありません。

手続きが簡単でサポートも充実している

カーリースの契約手続きはネット完結型が多いので、自宅にいながら契約が完了するほか、利用中のサポートも充実しているカーリースがほとんどです。

クルマを購入する場合、一般的には何回もディーラーに足を運び、見積もりを取って商談しなければなりません。場合によっては違うディーラーで相見積もりを取ることもあるでしょう。しかし、カーリースなら24時間スマホからもクルマを選んで契約ができるほか、自宅にクルマが運ばれてきます。

また、多くのカーリースは専用のコンシェルジュを設けてサポート体制を充実させているので、問題が発生しても速やかに対処できるため、心配することなくカーライフが送れます。

カーリースと購入はどちらがお得なのか?

クルマを手に入れる場合、カーリースと購入でどちらが得なのか迷う方もいます。もちろん、それぞれメリットがあるので一概に100%こっちが得とは言い切れませんが、利用する方によってはカーリースのほうがお得になることも多いでしょう。

一例として、購入した場合とリースの場合の費用比較を載せてみます。

カーローンMOTAカーリース定額カルモくん
車両本体価格1,722,006円リース料金に含むリース料金に含む
購入時諸費用93,570円リース料金に含むリース料金に含む
頭金93,570円なしなし
毎月の支払額初回32,749円37,730円を60回払い32,480円を60回払い
5年間の維持費
(メンテナンスや
自動車税等)
自動税10,800×4=43,200円
法定12カ月点検
11,000円×3=33,000円
メンテナンス費用
10,000円×5=50,000円
車検100,000円
メンテナンスパック利用
4,290×36=154,440円
リース料金に含む
合計2,199,219円2,418,240円1,948,920円
(ホンダN-BOXの場合)
カーローンMOTAカーリース定額カルモくん
車両本体価格2,361,700円リース料金に含むリース料金に含む
購入時諸費用188,660円リース料金に含むリース料金に含む
頭金500,000円なしなし
毎月の支払額初回32,306円
2回目以降31,200円×60回
49,940円47,226円
5年間の維持費
(メンテナンスや
自動車税等)
メンテナンスパック3年
自動車税152,500円
メンテナンス2年分
10,000円×2=20,000円
法定12カ月点検
11,000円
メンテナンスパック利用
4,290円×36回
リース料金に含む
合計2,994,606円3,150,840円2,833,560円
(トヨタ アクアの場合)

このように、使うリース会社によっては総費用が安くなる場合もありますので、リースは有力な選択肢であることがわかります。

逆にリースを利用する場合、一つのクルマには5年程度が採算分岐点と考えても良さそうです。

カーリースを決める比較ポイント

多くのカーリース会社があり、どれを選べばよいか悩む方も多いはず。カーリース会社は独自のサービスを打ち出しているので、そのサービス内容を比較すれば自分にあったカーリース会社が見つかります。

カーリースを比較するなら以下の7つの「ポイントをチェックしよう。

  • 月額費用に含まれる内容をチェックしよう
  • ボーナス払いや頭金に対応しているかチェックしよう
  • サービス内容をチェックしよう
  • 乗りたいクルマがラインナップされているかチェックしよう
  • 契約期間をチェックしよう
  • 契約満了時の対応をチェックしよう
  • サポート体制をチェックしよう

月額費用に含まれる内容をチェックしよう

カーリースの月額利用料には車両価格のほか、所有した後の維持費が含まれていますから、その内容をカーリースごとで比較するとよいでしょう。

車両価格、クルマの登録諸費用、利用期間中の税金はどのリース会社の基本料にも含まれています。さらに車検を跨ぐ場合は、重量税や自賠責保険、車検基本料金も含まれることが多いでしょう。

一方で車両メンテナンスの適用範囲や任意保険はリース会社によって異なりますので、費用だけで決めるのではなく、内容をよく吟味して比較する必要があります。

とくに、クルマに詳しくなく、クルマの維持に関することを全てお任せしたい方は、月額利用料にメンテナンスも含まれるプランがあるカーリースがおすすめです。逆に、メンテナンスは契約者自身で行いたい方は、契約者が自分でメンテナンス工場を選べるリース会社を選べばよいでしょう。

【おすすめカーリース】

  • KINTO(任意保険、日々のメンテナンス費用コミコミ)

ボーナス払いや頭金に対応しているかチェックしよう

カーリースは、毎月の支払額が一定なので利用しやすい反面、高額なクルマになるほど月額利用料はどうしても高くなります。さらに、契約月数も短いと月額利用料が高くなるので月額利用料を安くするには頭金やボーナス払いが有効です。

カーリース会社の多くは、頭金やボーナス払い0円とあっても、対応している業者が多いので、気に入ったカーリース会社がどちらも0円と広告宣伝していても一度問い合わせてみるとよいでしょう。

ただし、ボーナス払いに関しては、一度契約すると後から金額変更ができないほか、ボーナス払いの有り無しの変更もできませんから、ライフプランをよく考えて検討する必要があります。

サービス内容をチェックしよう

カーリース会社では独自のサービスを提供しており、それぞれの業者ごとで特徴があります。

例えば月額利用料に一定料金を追加すると「もらえるプラン」に変更できるカーリースや、ガソリン代の割引やオイル交換が無料になるサービス、さらに車検クーポンやキズ修理クーポンなどが用意されるサービスなどがあります。

もらえるプランの場合は、リースカーを将来自分のクルマにしたいなら、非常に有効な方法です。さらにもらえるプランは返却しないので原状回復する必要がありませんからカスタムも自由です。

また、多くの方が注目するのがガソリン代の割引でしょう。クルマを使用するには絶対外せないガソリン代という維持費は、意外に所有者の負担になります。さらに昨今の燃料費高騰によりガソリン代割引はカーリース比較で重要といえます。

ただし、維持費をサービスするカーリースは、月額利用料を他のカーリースと比較する必要があります。比較した時にサービスがないカーリースのほうが断然安いのであれば、維持費を一度詳しく計算してみたほうが良いでしょう。

サービスといっても月額利用料が高いのであればサービス料が月額利用料に含まれていることになりかねませんから、見かけだけのサービスなのか自分の目で確かめる必要があります。

【おすすめカーリース】

乗りたいクルマがラインナップされているかチェックしよう

カーリース業者では、すべてのクルマを用意できない場合もあるので、自分が乗りたいクルマがラインアップされているかチェックが必要です。

多くのカーリース業者は、SUVやミニバン、コンパクトカーといったようにクルマのスタイルごとや自動車メーカーごとでクルマのラインアップを紹介しています。そこで、自分が乗りたいクルマのスタイルがあるのか、又は自動車メーカーが用意されているかまず確認します。

自動車メーカーの都合で納期に見通しがつかないと、カーリースのラインアップにあっても一時取り扱いを中止している場合もあります。さらに一部改良が迫っているクルマで生産中止となり在庫のみ販売しているクルマもカーリースで取り扱いが難しいこともあります。

そこで、どんなクルマが欲しいのかあらかじめ決めているなら、まず欲しいクルマをリースできるのか各リース会社が用意できる車種の確認をしましょう。

【おすすめカーリース】

  • MOTA(国産主要メーカー9社対応)
  • NOREL(輸入車リースもあり)

契約期間をチェックしよう

カーリースは契約期間がリース会社ごとで異なっています。もちろん、同じ契約期間も数多くありますが、カーリースを選ぶときは、自分が利用したい期間の用意があるのか確認しましょう。

新車カーリースの場合、一般的に3年、5年、7年、9年、11年が一般的です。そしてこれらの契約期間すべてを取り揃えているカーリース会社はわずかしかないので、まずは何年リース契約したいか決めるようにします。

基本的に、リース期間が長いと月額利用料が安くなりますが、逆に短いと月額利用料は高くなります。また、もらえるプランを選びたいなら契約期間は長いプランでなければなりません。

このように考えていくと、どの契約期間が向いているかおおよそ見当がついてくるはずです。また、ごく短期で利用したい方は、数か月だけ利用できるプランを探していることでしょう。もちろん、カーリース会社では、マンスリープランを用意している業者もあるので、ライフプランに合わせて契約期間比較をしてみることです。

【おすすめカーリース】

  • ニコノリ(1〜9年の間で選択可。マンスリープランもあり)

契約満了時の対応をチェックしよう

カーリースは、契約満了時に選択肢が設けられていることも少なくありません。その内容は、返却か再リースまたは買取の3つの方法です。

返却はその通り契約満了後はリースカーを返却しますが、買取の場合は残価を全て支払い自分のクルマにできる方法です。

契約時に満了時の対応がどうなっているのか比較検討して、自分の希望に合った選択肢が用意されたカーリース会社なのか吟味するようにしましょう。

サポート体制をチェックしよう

カーリース会社は、契約期間中にサポート窓口を用意していますが、どのようなサポート体制なのか内容を比較します。特に利用中のクルマのトラブルに関するサポートや整備といったことはクルマを利用するうえで重要なのでよく確認します。

クルマの購入では、手に入れた後のサポートを受けられませんが、カーリースでは契約中は様々なサポートが受けられます。それはクルマの使用方法から使用中のメンテナンス、さらに使用中にトラブルにあった場合まで様々ですが、その内容はそれぞれのカーリース会社で異なります。

また、整備もカーリース会社指定になっていることがほとんどなので、近くに指定の整備工場があるかも重要なサポート情報になります。もちろん、整備を受ける際、スムーズに依頼できるかどうかも重要な条件になるので、サポート体制がどの程度充実しているか比較しましょう。

カーリースの費用を少しでも安くするコツ5つ

カーリースは定額とはいえ、最低でも月1万円程度の費用がかかると考えると、決して家計で無視できる金額ではありません。

そこで、欲しいクルマを少しでも安くカーリースするには以下の5つのコツを実践してみましょう。

  • 長期契約にする
  • グレードを下げてみる
  • 車種を変えてみる
  • 頭金やボーナス払いを併用する
  • 中古車リースを検討する

長期契約にする

カーリースの月額利用料を抑える有効な方法は、利用期間を長期契約にすることです。長期契約にすれば、月々の負担は大きく抑えられます。

一般的にカーリースは3年や5年、7年といったカーリースが多くあるので、高額なクルマなら長いリース期間のほうが安くなります。さらにカーリース業者によっては11年といった長期もあるので、同じ車種が長期カーリースを販売しているカーリース業者で設定されているなら見積比較してみるとよいでしょう。

グレードを下げてみる

クルマの価格は、同じ車種でもグレードによって異なるので、月額利用料を抑えたいならグレードをワンランク落とすのも有効です。

カーリースを選ぶ場合、車種を絶対譲れない方も多いでしょう。そういった場合、上級グレードだけを見るのではなく、その下のグレードを検討してみます。購入と同じようにメーカーオプションやディーラーオプションも選べるので、総額を安く抑えながらオプションで満足いくグレードにできることでしょう。

グレードが違えば車種によって数十万円どころか数百万円変わることもありますから、車種を変えられないなら、グレードを変えるのがカーリース価格を抑える有効な方法です。

車種を変えてみる

カーリースを選ぶときに、特定の車種が決まっておらず、クルマのスタイルだけ譲れないといったようなときは、同じスタイルの安い車種に変えると月額利用料は抑えられます。

クルマの車種だけでなくスタイルも多くのメーカーで同じような車を販売しています。例えば今はやりのSUVもほぼすべてのメーカーでラインアップがあり、しかも新車価格もメーカーごとで異なります。さらにSUVの車種によっても価格が異なりますから、スタイルにこだわるなら車種を変更するとよいでしょう。

もちろん、同じメーカーでも同じスタイルの車種が販売しているほか、クルマの大きさを変えても車両価格が安くなりますから月額利用料を安くできるでしょう。

頭金やボーナス払いを併用する

カーリースの月額利用料を抑えるには、車両価格を安くする方法が一番ですが、どうしても車両もグレードも変えられないなら、頭金やボーナス払い併用すると月額利用料が抑えられます。

カーリースの多くは頭金やボーナス払いを0円としていることがほとんどですが、カーリース会社によってはどちらも対応しているので相談してみましょう。

またボーナス払いも固定しているカーリース業者のほかに、任意でボーナス払いの金額を選べる業者もあるので、ライフプランに合わせたボーナス払いを選べば無理なく月額利用料を安くできます。

中古車リースを検討する

クルマは購入するときも新車より中古車のほうが安くなっていますが、カーリースも購入と同じように中古車のほうが月額利用料は安くできます。

中古車カーリースの中には、高年式の低走行のみを扱う業者もあるので、中古車リースでも現行のクルマと同じスタイルをカーリースすることも可能ですから、多くの中古車カーリースで見積もりを取ってみるとよいでしょう。

さらに、できるだけ安くカーリースを利用したいのであれば、中古車リースはかなり向いています。クルマの大きさや車格にこだわりがなければ、安い車両が多いのも中古車なので、月額利用料は思いのほか安くできるでしょう。

もしリースカーで事故を起こしてしまったらどうなる?

リースカーも購入したクルマと同じように事故を起こしたら、所有者が事故の処理をしなければなりません。また、事故で破損した部分がたいしたことがない場合、自分のクルマならそのまま乗り続けることも可能ですが、リースカーは借りているので契約時の状態に修復する必要があります。

このほか、相手への補償もしなければならないので、事故を起こすと大きな出費が待ち構えています。そこで、もしもの備えとして自動車保険への加入をカーリース会社でも勧めており、中でもカーリース専用自動車保険の加入が安心です。

詳しくは「クルマのサブスクで事故を起こすとどうなる?保険適用や事故後の後処理について」をご覧ください。

カーリース利用時の注意点

カーリースは月額一定で初期費用なくクルマが持てる便利なサービスですが、利用時に注意しなければ借りなければよかったと後悔することもあります。特に以下の5つには注意が必要です。

  • 走行距離制限の設定があるリースがほとんど
  • 残価清算のリスクがある
  • 中途解約すると違約金が発生する
  • カーリースは審査がある
  • サービス内容によっては利用中に費用負担がある

走行距離制限の設定があるリースがほとんど

カーリースは一般的に走行距離制限が設けられています。これは、月に走行する距離を決めてクルマの価値を維持するためです。その多くは月間1,000kmから2,000kmとなっており、その範囲内でリースカーを利用する必要があります。

カーリースの多くは、あらかじめクルマの残価を決めているのでトータルの支払額は安く抑えられています。その反面、残価を守るためにリースカーに制約を設けておりその一つが走行距離制限です。

これは、クルマを購入して売却するときを考えるとわかりますが、売却時に走行距離が多いと買取査定額は安くなります。その理由は、中古車市場で走行距離が少ないと人気があるため高く売れるからです。

このように、クルマの流通において走行距離が価値を決める重要なファクターとなっていることから、カーリースでも走行距離が伸びすぎないようにあらかじめ制限をかけています。

仮に、走行距離制限をオーバーしてしまうと、各カーリース会社の規定によって清算金が発生しますから、走行距離制限について利用前によく確認しましょう。

残価清算のリスクがある

カーリースは、あらかじめ契約満了時のクルマの価値を残価として設定し、その分を車両価格から引いた価格で月額利用料を設定して安く借りられるシステムです。そして返却時に実際のクルマの価値と最初に設定した残価を比べ相殺しますが、もし実際の価値が残価を下回ると清算が発生します。

残価設定は、オープンエンド式とクローズドエンド式の2つの契約方式があります。この中で残価清算のリスクがあるのがオープンエンド式でリース契約した場合です。

まずオープンエンド式は、契約時に残価を契約者に開示するのが特徴で、契約満了時のクルマの価値を予想して残価を決めます。そのため、契約者は月額利用料を少なくするために残価を多くすることも可能ですが、多くしすぎると残価清算が高くなる恐れがあります。

つまり残価は、契約満了時の市場予測が必要で、リースするクルマがどの程度の価値を有しているかを見定める能力が必要です。さらに価値を維持するためクルマもかなり丁寧に使用する必要があるでしょう。

次にクローズドエンド式ですが、こちらは残価を契約者に開示することなく、契約する方法で最後に残価清算がありません。ただし、カーリース会社が損をしないように残価設定はかなり低めに設定されるのが普通なので、月額利用料は高めになっています。

このように、カーリース契約には2つの契約方法があるので、どの契約方法なのか事前に確認するようにしなければ、契約満了時に高額な残価清算を強いられる恐れがあるでしょう。このほかにも、もらえるプランを用意している業者は残価設定0円に設定している業者もありますが、契約年数が長く月額利用料も残価設定があるプランより高めが普通です。そこで、毎月の支払額と契約年数、そして残価の有無を天秤にかけながらライフスタイルに合わせた契約をしましょう。

中途解約すると違約金が発生する

カーリース契約の基本は、一度契約すると契約満了まで解約ができないことです。それは、カーリース会社がクルマを満期まで利用料を支払ってもらうことで利益を確定しているからです。

カーリース会社は、利用者の乗りたいクルマを代理で購入してそのクルマを貸し出しています。そのため、そのクルマを利用している間は、まだ代理購入した分だけマイナスになっていますから、途中で解約されると、解約を申し出た時から契約満了時までの利用料分だけ赤字になります。それを避けるために、カーリース会社は途中解約を認めていません。

しかし、どうしても途中解約しなければならない理由も発生します。その場合は、その時点から契約満了時までの残金をすべて清算し、さらに途中解約の違約金を支払うことで途中解約できますが、かなりの大きな負担となるでしょう。

カーリースを契約するときは、リース期間中にクルマを手放す状況が発生しないか確認して契約することが重要ですが、中には生活スタイルが安定しない方も多いでしょう。そういった方のために、途中解約フリープランを用意しているカーリース業者もあるので、リース契約前に多くのリース会社のプランを比較することがポイントです。

さらに、事故を起こした場合で、廃車になると途中解約になります。それは自分に非がない事故でも途中解約になるので、違約金が発生します。そこで、重要なのが自動車保険ですが、一般の自動車保険では途中解約の違約金は対象外なので、リースカー専門の自動車保険への加入をお勧めします。

【おすすめカーリース】

カーリースは審査がある

カーリースは、毎月定額を支払い利用するサービスなので利用前に必ず審査があります。審査と聞くと利用に不安を感じる方や難しいと思う方もいますが、一定の条件をクリアしていれば特に問題はありません。

カーリースの審査では、収入の安定性や今までに金融事故を起こしていないかチェックされますが、審査基準はカーリース会社によって異なるのが特徴です。

カーリース会社が審査を導入する理由は、リース契約後に月額利用料を払ってもらえないリスクをなくすためです。リース会社は、クルマを代理購入しているので、もしリース料に滞納があると経営を圧迫してしまうため、できるだけ支払ってもらえないリスクを取り払う必要があるからです。

とはいっても、カーリースでは審査通過できない場合は、連帯保証人をつけたり車両価格を落とすなどすると審査対策を提案している業者もあるので、カーリースをどうしても利用したい場合は、諦めずに様々のカーリース業者で審査を受けてみることです。

サービス内容によっては利用中に費用負担がある

カーリースの月額利用料は、一般的に車両価格と税金、そして自賠責保険程度しか含まれていません。そこで各社さまざまな付加価値を付けてカーリースを提供していますから、利用前にサービス内容をよく確認します。

クルマを利用していて一番心配になるのが故障などのトラブルでしょう。自宅の周りで故障するならまだしも、遠出している時では、周りのこともわからないので心細くなります。そこで、クルマ利用中に困らないようなサービスが充実しているプランを選ぶようにします。

特に重要なポイントは、故障で車が動かなくなったときに対処できるかでしょう。そこでロードサービスが付帯していると安心です。さらに、すべての手配をカーリース会社に連絡するだけで行ってもらえるサーポート体制も確認しましょう。

このほか定期メンテナンスは、オイル交換、ウィンドウウォッシャーといった消耗品の負担がどうなっているかも重要なほか、タイヤのパンク時の対応やタイヤ交換をどうするのかといったことも考える必要があります。

なにも自分で手配できないのであれば、メンテナンスについて何も心配がいらないフルメンナンスのプランを選ぶと安心ですが、リース会社や選ぶクルマによってメンテナンスの内容も異なるので、その辺もよくかくにんしてリース会社選びをしなければ、リース契約後に余計な整備費用が発生するので注意しましょう。

編集部厳選!おすすめのクルマは?

カーリースを利用してみたいと思ってもどんなクルマを選んでよいか悩んでいる方も多いでしょう。そこで、以下のようなクルマのタイプ別にクルマを厳選しましたから、カーリース選びの参考にしてみましょう。

  • とにかく安く借りたい!・・・ダイハツ・ミライース
  • スポーツ走行も楽しみたい・・・トヨタ・GR86
  • 家族で使いたい・・・トヨタ・シエンタ
  • アウトドアに使いたい・・・日産・エクストレイル
  • 安全装備を充実させたい・・・スバル・レヴォーグ

とにかく安く借りたい!・・・ダイハツ・ミライース

とにかく安くカーリースをしたいなら、新車車両本体価格が安い軽自動車がおすすめです。その中で特に安さが際立っているのがダイハツ・ミライースで、取り扱いがあるリース会社であれば、たいていその会社の最安値付近で提供されているはずです。

ダイハツミライースの現行モデルは2017年にエコカーとして登場し、WLTCモードで25.0km/Lの低燃費を誇る軽自動車です。安く乗るなら燃費も重要なのでミライースはうってつけと言ってよいでしょう。

もちろん、燃費だけでなく安全装備も充実しており、第三世代のスマートアシストや前後四隅にコーナーセンサーも装備されています。

安いからと言ってクルマの装備がチープというわけではありません。運転席と助手席にシートヒーターが内蔵され、オートエアコンも標準装備となるグレードも選べるほか、電子キーを所持してればドアの施錠と開錠ができるキーフリーシステムなどの用意がるなど快適装備がいっぱいです。

もちろん小回りが利くボディなので、車庫入れや縦列駐車も難なくこなせる機動性の良さもダイハツ・ミライースの特徴でしょう。

スポーツ走行も楽しみたい・・・トヨタ・GR86

クルマに乗るならスポーツ走行も楽しみたいという方も多くいます。そこで扱いやすい大きさでスポーツ走行が楽しめるトヨタGR86がおすすめです。適度な大きさと大きすぎないパワーから女性にも人気がある車種で、しかも4人乗れることも大きなポイントでしょう。

トヨタGR86は、2012年に登場したトヨタ86の後継モデルとして2021年に登場しました。先代の2Lエンジンから2.4Lエンジンに排気量をアップし、パワーは235psと強力になりました。さらに先代同様スバル開発の水平対向4気筒エンジンをフロントに搭載しているので、低振動でしかもエンジンを低重心化させることでクルマのコントロール性が高いことで知られています。

また、駆動方式もトヨタGR86は、直感でハンドリングできるFRということも大きな魅力でしょう。もちろん、スタイルもスポーツカーらしい流麗なフォルムなので所有している優越感に浸れることも大きなポイントです。

スポーツカーと言えば乗車人数が制限されるほかに荷物を入れるトランクが狭いことで知られていますが、トヨタGR86であれば、日常使いに不便なく使えるトランクを備えていることもおすすめのポイントです。

家族で使いたい・・・トヨタ・シエンタ

シエンタの魅力は、5ナンバーサイズというコンパクトサイズでありながら、使い勝手の広い車内がファミリー層に人気のクルマです。

家族で使いたい場合、クルマの乗り降りや荷物を載せるスペースが重要ですが、シエンタはスライドドアを備えて狭い駐車場での乗降性もよく、しかも荷物もたくさん積めます。

シエンタは、5ナンバーサイズなのに2列シートのほかに3列シートも用意され、5人乗りと7人乗りが選べます。さらに小さいお子さんからお年寄りまで乗り降りがしやすい地上から330mmの低床&フラットフロアを採用しているので、低くて段差がないドア開口部は乗り降りに安心でしょう。

このほか、ディスプレイオーディオがT-Connectのオプションサービス「コネクティッドナビ」に対応しているので、家族でのお出かけも楽しくなること間違いありません。

アウトドアに使いたい・・・日産・エクストレイル

タフギアとしてアウトドアや悪路走行で大いに活躍するのがエクストレイルです。圧倒的なハイパワーと悪路の走破性は、アウトドアを満喫したい方にとって最良の相棒になることでしょう。

アクティブに使用しても問題ない防水フレキシブルラゲッジの採用をはじめ、保温保冷機能付のカップホルダー、手をかざすだけで開くバックドアなど、アウトドアスポーツを十分に満喫できる手助けとなる装備が満載です。

さらにシートは濡れたままで座っても拭けばすぐにキレイになるほか、濡れた状態で座ることによるムレも先代モデルより大幅に軽減されています。

ラゲージスペースも間切りを作れるので、汚れたブーツなどと荷物を分けて収納できるほか、3段収納ボードを使用すると荷物を分けて入れられるので、アウトドアでの利便性が高いでしょう。

安全装備を充実させたい・・・スバル・レヴォーグ

レヴォーグは、独立行政法人自動車事故対策機構NASVAが行う自動車アセスメント2020年度の検査の中でトップとなるファイブスター賞を受賞したおすすめの安全装備を備えたクルマです。

予防安全性能は満点を獲得し、さらに衝突安全性能も100点中96.91点のAランクを獲得しています。

スバルといえばアイサイトですが、レヴォーグに搭載されるアイサイトXは新世代の技術がふんだんに使われており、360度センシングを可能としたことで、これまで対応できなかったあらゆる走行シーンで安全運転がサポートされます。

なかでも見通しの悪い交差点での出会い頭の衝突を防げる「前側方プリクラッシュブレーキ」は、前側方から近づくクルマを検知して衝突の危険があるとブレーキ制御を行い衝突回避します。さらにブレーキだけでは衝突回避が不可能と判断するとハンドル制御も行う「緊急時プリクラッシュステアリング」などが装備されており、安全装備はかなり充実しています。

しかも最近多い重量が重いSUVとの衝突も想定し、キャビンが強化されると同時に、万が一衝突してもボディが衝撃を吸収する構造なので、乗員は大けがをせずに生還できるボディ構造となっています。

まとめ

カーリースのおすすめの理由は、初期費用がなく月額定額料金で新車が持てることです。しかも契約年数など契約条件を工夫すれば、ワンランク上のクルマも手に入れられる夢があります。

カーリースの月額利用料は、各社サービス内容で大きく異なるほか、プランも様々なので自分のライフプランに合わせてカーリース会社を選べば憧れの新車を手に入れられます。

まずは、カーリース会社で用意しているプラン内容を比較して、無理がない月額費用で自分が求めるサービスがあるのか確認するとよいでしょう。

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