走行可能な車線が3車線から1〜2車線に縮小

リニューアル工事が行われている、東名多摩川橋の位置図。
東名リニューアル工事の一環で、多摩川橋の老朽化した橋梁のコンクリート床版(しょうばん)を新しいものに取り替える工事が行われていることは、以前に当Webモーターマガジンでも紹介した。
今回、この工事がステップ2からステップ3へと移行する。現在のステップ2では下り車線のほぼ中央部の床版取り替え工事が行われていたが、ステップ3では中央分離帯部分が工事区間となる。そのため、2023年3月17日(金)の11時から3月19日(日)の20時まで、段階的に交通規制を切り替えるための作業が行われる。切り替え作業の間は、車線が通常の3車線から1〜2車線に縮小されるため、渋滞が予想される。

2023年3月17日(金)11時まで行われている、ステップ2。

2023年3月19日(日)20時から行われる予定の、ステップ3。
この期間に東名で東京IC〜川崎ICを通行することは避けるか、公共交通機関の利用などを検討したい。工事の概要や渋滞情報などに関しては、「東名軸大規模工事サイト」を参照して欲しい。
なお、東名多摩川橋のリニューアル工事は、このステップ3に移行すれば、6車線を確保した昼夜連続・車線シフト規制が3月19日(日)20時から7月中旬まで約4カ月、続けられる予定だ。その後もステップ4→ステップ5→ステップ6へと移行し、2024年11月下旬には工事が終了する予定だ。

ステップ3の断面図。6車線を確保した昼夜連続・車線シフト規制のため、渋滞は極力避けられる。
また、NEXCO中日本では、この現場の一般公開を企画している。普段は接することのできないリニューアル工事の実際について学べる貴重な機会であり、ハイウェイストライダーなどの最新の工法を活用した工事現場を、見て学べる施設だ。興味のある人は、パソコンかスマートフォンで以下の申し込みサイトから応募して欲しい。(写真と図版:NEXCO中日本)