走行距離無制限（乗り放題）で使えるカーリースはある？各社の走行距離も比較！

カーリースは、残価設定するので走行距離制限があるのが普通なので自由に走行できないデメリットがあり、今まで敬遠していた方も多いでしょう。しかし最近は、走行距離無制限のカーリースが増えてきました。そこで走行距離無制限のカーリースを徹底比較し、メリットやデメリットを詳しくお伝えします。

個人向けカーリースが普及し始め、最近は大手自動車メーカーもカーリースに参入してきました。しかし、走行距離制限が付けられたカーリースが多く、「好きなだけ走らせられないのでは？」とネックに感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、最近は走行距離無制限のカーリースが登場し始めています。

行距離無制限の多くは、最後にもらえるプランにしていることも多く、またカスタムもOKとしているカーリースもあるので人気が高まりつつまります。

ただし、自由にどこまでも走れ、本当の自分のクルマのように制限なく使えるメリットがある反面、月額料金が高く契約期間も長めになっているなど、利用する方にとってデメリットに感じる部分があるのも見逃せません。

ここでは、走行距離無制限のカーリースのメリットやデメリットについて詳しく解説し、また乗り放題で利用できるカーリースも比較しているので、ぜひ参考にしてください。

→【走行距離制限なし！】MOTAのカーリースでクルマを選ぶ！

走行距離無制限！乗り放題で利用できるカーリース10選

カーリースと言えば走行距離制限が設けられていると思われがちですが、最近は走行距離制限がないカーリースも登場しています。

その中でおすすめできるのは以下のサービスです。

MOTAカーリース

MOTAカーリースは、提供するすべてのクルマに走行距離制限がありません。

また、すべての新車がもらえるプランになっており、返却不要でメンテナンスの心配がないクーポンが付帯しています。今までは、メンテナンスパックが用意されていましたが、車検無料クーポンとオイル交換無料クーポンが基本契約に付帯するので、別途メンテナンスプランに加入する必要がなくなりました。

クーポンにより無料で受けられるサービスは、クルマのメンテナンスにかかるほぼすべての整備に利用できます（ただし、代車や板金修理など、一部含まれない部品代や工賃あり）。

最安値はボーナス併用で6,270円から用意されるなど、月額1万円以下で利用できる車種が軽自動車を中心に30台用意されています。

走行距離無制限のカーリースをお探しの方にはぜひお勧めしたいサービスなので、一度公式サイトをご覧になってはいかがでしょうか。

→MOTAカーリース公式サイト お得なクルマのラインナップはこちら！

ニコノリ

ニコノリは、月額5,500円からリースカーを用意しているカーリース会社です。様々なカーリース会社を調査していますが、ニコノリの最安値は業界トップクラスです。

全国1500以上の加盟店があるので、利用後のメンテナンスやサポートも心配ありません。

カーリース申込時にもらえるプランにすると自動的に走行距離無制限になります。また、ほかのプランでも走行距離を5年間で30,000Kmや60,000kmと定めていますが、ライフプランによってそれ以上の走行距離の設定も可能です。

全国150カ所以上のディーラーやメーカーと取引があるので、納車が通常1カ月から3カ月程度かかるところ、最短2週間で新車を用意できる車種を取り揃えていることも魅力でしょう。

さらに、複数の信販会社と提携しているので、1社のみで審査しているカーリース会社に比べると審査に通過するチャンスが多い利点もあります。

ニコノリは全国に加盟店がありますが、近くに店舗がない場合も手続きがすべてWeb上で完結するほか、納車も自宅まで行ってもらえるので全国47都道府県から申し込みできます。

プラン内容も充実していますが、選べない方のためにサポートで細かくヒアリングして最適なプランを提示する心配りがあるため、走行距離が心配の方や料金で悩んでいる方も一度相談してみる価値があるでしょう。

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定額カルモくん

申込者15万人を超える今話題のカーリースが定額カルモくんです。ボーナス払いや頭金なしでの利用のみですが、残価設定しながらもらえるプランにできるなど他社にないサービス展開が特徴です。

定額カルモくんでは、6年以下の契約は走行距離制限が月間1,500kmとなっていますが、7年以上の契約なら走行距離無制限になります。

また、7年以上契約する場合は、ワンコイン500円毎月の利用料に追加するだけでもらえるプランになることも魅力でしょう。

ネット申し込みすると最大49,500円割引になるネット割を実施しています。

所有後のメンテナンスも全国に30,000店以上の指定事業者があるので、自宅近くの整備事業者で点検整備が受けられるので安心です。特にカーリースは返却時に原状回復費用が発生することが多いですが、メンテナンスプランには、原状回復補償が付帯しているので、長期リースでクルマにキズがついても安心です。

→定額カルモくん 公式サイト お得なクルマのラインナップはこちら！

カーコンカーリース

カーコンカーリースは、カーコンビニ倶楽部が運営するカーリース会社です。クルマに関するすべてを安心して任せられます。また、新車は国産車のみですが、中古車なら輸入車も選べる魅力があります。

プランを自由に設計できるほか、もらえる派とのりかえ派に分けたプランも用意しているのが特徴です。

通常のプランでも走行距離制限は月間2,000kmと非常に業界トップクラスの長い距離制限にしていますが、もらえるプランになると走行距離制限はありません。

リースカーは月額8,800円～用意があり、1万円台になるとほぼすべての軽自動車が対象になる他、人気のコンパクトカーやSUVもリースが可能です。

このほか、ほかのカーリース会社では見られない100％電気で走行するEV車ELEMO-K ももらえるプランで契約可能です。

→カーコンカーリース 公式サイトはこちら！

SONPOで乗ーる

株式会社DeNAと損保ジャパンの共同運営で誕生したのが、SONPOで乗ーるです。国産車だけでなく輸入車や電気自動車も選べる点が特徴です。

基本的に月間走行距離を1,000km、1,500km、2,000km、3,000kmから選ぶ必要がありますが、もらえるプランを選択していれば、最後は残価設定なしなので実質走行距離制限はありません。

また、走行距離制限を業界でも珍しい月間3,000kmの設定があります。このプランで申し込むと年間36,000kmまで走行可能であり、国内平均走行距離のおおよそ3倍になりますから、ほとんどの方が走行距離をオーバーすることはないでしょう。

途中解約が可能なプランまで用意されているので、生活環境の変化が激しい方でも解約金を心配をせずに安心してリースできる点も魅力です。

将来免許返納を考えているユーザーも、契約後3年経過すれば免許返納時点で解約しての解約金が発生しないシステムも、他にはありません（編集部調べ）。

また、SONPOジャパンの自動車保険もリースプランに組み込まれるので、万が一クルマで事故にあっても手厚い保証が受けられるので安心です。

→SONPOで乗ーる 公式サイトはこちら！

オリックス・カーリース・オンライン

1984年からカーリースを展開している老舗がオリックスカーリースです。常に個人カーリースの第一線に立ってきたオリックスカーリースは、ユーザー目線に立った様々なプランを用意しています。

5年契約のいまのりくん以外は基本的にもらえるプランが適用されるので、返却を指定しなければ実質走行無制限です（ただし、返却を申し出た場合は、走行距離制限が月間2,000kmになっているので注意）。

契約プランのいまのりくんを選ぶと、契約期間が5年に設定されていますが、契約後2年経過していれば、いつでも返却や乗り換えが自由になっているのが特徴です。もちろんその場合、解約金が発生しません。

さらに、いまのりセブンを選択すると、契約後5年経過で返却が可能な他、契約満了時の7年目はもらうかキャッシュバックが受けられます。もちろん、いまのりナインも7年、いまのりイレブンなら9年で返却が自由になります。

さらに、車種ごとにボーナス払いを自由に決められるので、無理のない月額利用料にすることも可能です。

→オリックス・カーリース・オンライン 公式サイトはこちら！

ラクのり

全国にガソリンスタンドを展開するIDEXが提供するカーリースがラクのりです。近くのサービスステーションでメンテナンスやサポートが受けられるので、契約してからも安心して利用できます。

ラクのりでは、すべてのプランで残価設定をしていないので契約満了時にもらえるプランになっています。しかも7年契約のみもらわずに返却すると、1年分のリース料の20%キャッシュバックされます。

契約途中でも5年経過していれば、いつでも返却が可能になるほか、違う新車に乗り換え選択も可能ですから、ライフプランの変化に合わせてクルマを変えられるメリットもあります。

特徴的なのは、どのプランで契約しても必ずkeeperのガラスコーティングのサービスが付帯することです。ガラスコーティングは、いつまでもクルマをキレイに保てるだけでなく、洗車も楽になるので非常に嬉しいサービスと言えるでしょう。

このほか、クルマを使用中に発生する修理費用は、すべて20％オフで利用が可能なので、メンテナンスプランに含まれない整備費用が発生しても費用を安く抑えらるはずです。

また、イデックスカードを利用すれば、プランに応じてガソリンが最大1Lあたり5円割引になるので、利用後の維持費がかなりお得になるほか、イデックスクラブポイントカードを所持していればokidoki1,000ポイント/年も付与されます。

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ポチモ

ガソリンスタンドでお馴染みの出光興産と、国内最大級のEC中古車流通ネットワークを提供する（株）オートサーバーとが連携して生まれたカーリースがポチモです。

近くのアポロステーションでメンテナンスが受けられるので、全国どこでもクルマのことを相談可能です。

ポチモが用意する車両はすべて中古車となりますが、車検を受けてからの納車になるので、2年間車検の心配がいりません。さらに出光興産が提供しているので、全国のアポロステーションで契約期間中はずっとガソリンが7円/L引きになる特典があります。

中古車は心配という方も多いですが、全車両10万km以下で登録から12年以内のものを厳選しています。さらに、オートサーバーに出品される車両の中で、高品質の中古車のみを厳選し、徹底的な洗車と社内クリーニングの後に納車されるので、中古車店にて自分で購入するより安心と言えるでしょう。

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グーネット定額乗り

グーネット定額乗りとは、カーリースサービスをまとめた比較サイトです。多くのリースカーを斡旋する業者が登録されていまので、様々ななカーリース会社から自分にピッタリのサービスを選びたい場合に有効です。

例えば、月額も2,000円台から用意されるカーリース会社や、憧れの高級輸入車を扱うカーリース会社からクルマをリースできます。

カーリースは試乗不可になっている場合がほとんどですが、グーネット定額乗りには試乗できるカーリースも紹介されているので、中古車リースに不安がある方も安心です。

また、各カーリースを比較できるので、自分に合ったプランを探せることや、月額利用料を比べて自分でお得と感じるカーリースを選べます。

→グーネット定額乗り 公式サイトはこちら！

ORIX ucar

ORIX ucarリースは、オリックスグループが提供する中古車専門のカーリースです。すべて自社管理されてきた中古車をリースしており、さらに第三者機関でクルマをチェックした良質な中古車をリースしているのが特徴です。

プロが選んだ厳選した軽自動車からミニバンまで常時300台ラインナップしているので、欲しいクルマが見つかりやすい中古車カーリース会社と言えるでしょう。

新車では月額利用料が高く難しかったクルマも、中古車リースなら手が届く範囲で用意されているほか、すでにオプションも装備されているので、車両価格に後からオプション費用が追加される心配がありません。

また、中古車は、傷がついているのが普通ですが、目立つキズの補修はもちろん、内外装にコーティングをしているので、仕上げ品質は中古車リースの中でもかなり良いはずです。

さらに、高年式の低走行車を集めた、ワンプライス中古車プレミアムという新車に近い商品も用意しており、こちらは長く乗り続けたい方に最適といえます。

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人気のカーリース各社の走行距離制限比較

現在、多くのカーリース会社がありますが、主要のカーリース会社の走行距離制限を表でまとめてみました。

大手カーリース会社の多くは、実質走行距離制限を設けていますが、MOTAカーリースのみ本当の意味で走行距離制限です。

また、走行距離制限があるリース会社ももらえるプランにすることで走行距離無制限にしていたり、契約期間が長いと走行距離無制限になるなど、多くのカーリースで走行距離無制限対応のリースカーを用意していることがわかります。

カーリース会社選びの参考にしてください。

→【走行距離制限なし！】MOTAのカーリースでクルマを選ぶ！

【用途別】カーリースを利用する場合の走行距離目安

クルマを購入する場合、自分がどれだけ走行するのか考える方は少ないと思いますが、カーリースの場合はそうもいきません。走行距離制限がある以上、自分がどれだけ走るのか事前に把握しておくことが大切です。

そこで、用途別に目安となる走行距離をまとめてみました。以下の3つのパターンで走行距離を予想しておけば安心です。

自宅周辺で買い物メインの場合は年間走行距離5,000km以下

カーリースを契約して買い物メインで利用したいのであれば、年間走行距離は5,000km程度を想定しておけば安心です。

買い物といっても毎日出かけるわけではありません。多くても週二日程度の方がほとんどでしょう。買い物に出かける場所も地域によって距離に幅がありますが、郊外のショッピングセンターに出かけるにしても片道10km程度あればほとんどの方は問題ないはずです。

そこで、どの程度の走行距離になるか計算してみると、週二日片道10kmとして計算すると1週間で40km、1カ月4週間として160kmの走行距離です。つまり年間160km×12カ月＝1,920kmで済みます。

このように、単純に片道10km圏内を週2回買い物に使うだけであれば年間2,000km以内で事足りる計算ですから、5,000kmの走行距離を想定してれば十分と言えるでしょう。

仮に、毎日10km走行したとしても365日間使用して3,650kmで済みますから、毎日近場に買い物に出かけるような使い方でも5,000kmで充分という計算になります。もちろん、住む地域によって片道20km以上お店までの距離がある方もいます。しかし、そういった方は毎日出かけることなく、数日分を買い溜めしているはずですから、年間5,000kmあれば十分でしょう。

通勤通学で利用の場合は年間走行距離10,000km以下

通勤通学は、毎日クルマを使用するので意外に走行距離が延びてしまう使い方ですが、一般的に10,000kmあれば十分といえます。

通勤距離は人それぞれですが、国土交通省のデータによると片道の平均通勤距離は10.5km なので10kmで算出してみます。

1週間5日稼働で往復100km走行し、1カ月4週として400kmの走行距離で済みます。どこにも寄り道をせずに1年使用したと仮定すると、4,800kmなので10,000kmあれば十分といえるでしょう。

つまり、片道10km程度の走行距離であれば、買い物やレジャーに使うことも想定しても、十分10,000km以内に収まるでしょう。

長距離通勤の場合は年間走行距離20,000Km以下

通勤通学に長距離の方もいます。例えば国内平均の約倍の走行距離である片道20kmになったとしても月の走行距離は9,600kmに収まります。もちろん、片道20kmという走行距離は、通勤時間にすると40分から1時間程度かかる距離なので、多くの方はこれ以下の通勤や通学距離に収まるはずです。

片道20kmの長距離通勤であっても、月間10,000km程度で収まりますから、買い物やレジャーに使用しても20,000km以下に収まるでしょう。もちろん、人それぞれクルマの使い方が異なるので、月に1回片道500kmを超える長距離移動をするような場合などもあるでしょう。

走行距離は、ある程度生活の中で予想できるので自分のクルマを仕事に使っている方は、どの程度長距離移動する場合があるのか、あらかじめ算出しておくとカーリース契約の目安にできます。

→【走行距離制限なし！】MOTAのカーリースでクルマを選ぶ！

走行距離無制限のカーリースのメリット・デメリット

走行距離無制限のカーリースは、制限なくクルマを使用できるので、本当に自分で購入したようにクルマが利用できます。そのため、メリットが多いカーリースと感じますが、走行距離無制限にしてカーリースする場合はリスクを考えて貸し出しているので他の部分でデメリットがあることを知っておく必要があります。

走行距離無制限のカーリースの主なメリット4つ

走行距離無制限のカーリースは、利用者にとって多くのメリットがあります。特に遠くに出かける頻度が多い方にとっては強い味方になるでしょう。

カーリースは、契約時に残価を設定していますが、走行距離無制限にするために残価を設定しません。つまり、契約満了時に清算が発生することがないので、クルマを傷つけても原状回復の必要がないカーリースも多いのも特徴でしょう。

走行距離無制限になると、良いことが多くありますが、中でも以下の4つは走行距離無制限で大きな恩恵が受けられるポイントです。

クルマを手に入れたら自由に走行して、好きな場所に出かけたいと思うことでしょう。カーリースは一般に走行距離制限があるので、その範囲内で使用する決まりがありますが、走行距離無制限のカーリースなら、購入と同じようにどこにでも出かけることが可能です。

走行距離は、クルマを手に入れる前にシミュレーションしても机上の空論で終わってしまうこともあります。実際にクルマを手に入れると、思いのほか遠くに出かけられるので、自由に使いたい衝動に駆られるのが一般的です。

例えば、走行距離制限が月間1,500kmに制限されたカーリースの場合、毎日走行できる距離は、50kmです。多いようにも感じますが、毎日通勤や通学で利用する方の場合、1日50kmでは足りなくなることもあります。これが、走行距離無制限なら全く問題になりません。

クルマは、時間に縛られずに好きな場所に好きな時に出かけられる乗り物であり、オーナーがその気になれば、1日500km以上離れた場所まで出かけることも可能です。つまり、どこにでも自由に出かけたいなら、走行距離無制限は大きなメリットになるといえます。

クルマに乗るときに、常に走行距離を気にしながら乗るのは精神的にはあまり良くないと考えられます。想定ルートから外れないよう常に気配りしたり、ちょっとした寄り道もやめておこうと考えてしまう場合もあるでしょう。

それが走行距離無制限のカーリースなら、どんなに走っても問題ないので精神的負担は一切ありません。

まさに自分で購入したクルマのように使えるメリットがあります。

実は、走行距離制限がないカーリースは基本的に残価設定をしていないので、契約満了時はもらえるプランになっている場合がほとんどです。

一般的なカーリースは、契約満了時のクルマの価値を据え置く残価設定をしています。契約満了時のクルマの価値は、走行距離が大きくかかわるので、残価設定するカーリースは必ずと言ってよいほど走行距離制限を設けています。

つまりクルマの価値を、走行距離制限を設けることで一定以上落とさない工夫がされています。だからこそ、走行距離制限を超えてしまうと精算が発生します。

逆にクルマの価値を据え置かなければ、どんなにクルマが傷んでも、そしてどんなに走行距離が伸びても問題ありません。つまり、もらえるプランにしているカーリースは、車両価格を契約満了時までに減価償却できるようプラン設計しているので、走行距離がどんなに多くても精算金が発生しない仕組みになっているのです。

クルマは長く乗れば愛着が湧くものですから、最後に本当の意味で自分のものにできることは大きなメリットに感じる方も多いのではないでしょうか。

クルマを手に入れると、クルマを自分の色に染めたい方も少なくありません。カーリースのほとんどは、カスタムなど改造は禁止されていますが、走行距離無制限のカーリースの中には改造OKとしているカーリース会社もあります。

カーリースとは、自分のクルマのように使えるサービスですが、返却が基本です。つまり、借りた時と同じ状態でクルマを返す必要があります。例えば、賃貸アパートでも退去時には入居時と同じ状態で引き払う必要があり、もし汚れや傷があると退去費用が請求されます。これと同じように、カーリースも借りているクルマを返すときは、傷や汚れがあると原状回復費用が発生するのが普通です。

しかし走行距離無制限のカーリースを選ぶと、返却の必要がないもらえるプランになっている場合がほとんどです。つまり、最後に返却する必要がないので、原状回復しなくてもよいカーリースです。よって、走行距離無制限のカーリースなら、自分が好きなようにクルマにカスタムを施すことも可能です。

ただし、走行距離無制限のカーリースでカスタムしても原状回復がいらない場合は、必ず契約満了させる必要があります。走行距離無制限の途中で返却が可能なプランであっても、返却するからには原状回復が必要となる場合もあるので契約前に確認しましょう。もちろん、中途解約すれば、どんなに走行距離無制限でカスタムできるプランでも原状回復させる必要があるので注意が必要です。

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走行距離無制限のカーリースの主なデメリット2つ

走行距離無制限のカーリースは、よいことばかりのように感じますが、必ずしも良いことばかりではなくデメリットも存在します。

特に利用料金や契約期間は走行距離無制限になると制限付きのプランより不利なこともあるので以下の2点は注意が必要です。

カーリースのメリットは、月額利用料が一定で、しかも安くクルマが持てることですが、それには車両価格を据え置く残価設定が外せません。しかし、走行距離無制限のプランは残価設定がないので月額利用料が高い場合がほとんどです。

例えば、車両価格が300万円のクルマをリースする場合、残価設定が50万円だったとします。その場合の月額は残りの250万円を契約月数で割って算出します。しかし、残価設定がない走行距離無制限では、契約満了時に価値がないクルマとしているので、本来設定する残価分を上乗せして毎月利用料を支払います。

つまり、走行距離無制限は走行距離制限付きより毎月の利用料は割高になっている場合がほとんどです。とはいっても、ボーナス併用や頭金を入れることで月額利用料金は抑えられ、プランをうまく組めば走行距離制限付きよりお得な月額になる場合もあります。そこでサービス内容も含めて様々なカーリース会社を料金比較することがポイントです。

走行距離制限がないと、残価0円に設定しているためどうしても月額利用料が高くなります。それをカバーするために、できるだけ長期間利用することで月額利用料を安くしていますから、走行距離無制限のカーリースはどうしても長期契約になりがちです。

走行距離無制限のカーリースの多くは、最後にもらえるプランが多く、さらに7年以上の長期契約のみ適用となる場合がほとんどです。

しかし、日本自動車工業会が2021年に実施した市場調査によれば、自動車を購入して保有する年数は平均7.1年となっています。つまり7年所有すれば多くの方は買い替えや手放すことを考えており、カーリースの7年以上の契約はかなりきつい縛りになる恐れがあります。

さらに同調査結果では、10年所有する方は2割程度にとどまっており、クルマを新規で所有しても7年以上の長期間保有する方は少なくなっています。

このことからも、走行距離無制限でもらえるプランだからとすぐに契約に走ってしまうと、思っていた以上の長期契約に嫌気がさしてしまうデメリットがあるでしょう。

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まとめ

カーリースの走行距離無制限は、最近注目されているサービスです。いままでのカーリースは走行距離制限があり、本当に自分のクルマのように使えませんでしたが、走行距離無制限のカーリースが誕生したことで、自由にクルマを乗り回すことが可能となりました。

しかし、走行距離制限付きに比べて月額利用料が高くなることや契約期間が長くなるデメリットがあることも理解しなければなりません。

走行距離無制限は、メリットだけでなくデメリットも多数あるので、自分の使い方に合わせて走行距離無制限が良いか制限があったほうが良いか選ぶようにしましょう。

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