2023年3月20日、日産自動車(以下、日産)は同年1月に公開した「GT-R」の2024年モデルを発表。日産ハイパフォーマンスセンターの各店舗で順次、注文受付を開始する。なお、発売は4月下旬(NISMOは2023年夏)の予定だ。

さらに高次元の車両トータルバランスを追求した2024年モデル

画像: GT-R プレミアムエディション Tスペック

GT-R プレミアムエディション Tスペック

2023年1月に東京オートサロンで公開された「GT-R プレミアムエディション Tスペック(以下、Tスペック)」、「GT-R NISMO スペシャルエディション」をはじめとするGT-Rの2024年モデルは、さらに高次元の車両トータルバランスを追求したモデルだ。前後バンパー、リアウイングに空力性能を向上させる新たなデザインを採用し、空気抵抗を増やさずにダウンフォースを増加させた。タイヤの接地性やハンドリング性能も高めることで、洗練された乗り味を実現している。

また、最高出力や最大トルクなどのパフォーマンスを維持しながらも、走行時の不要なノイズと振動を低減する新車外騒音規制対応の新構造マフラーを新開発して採用。綿密に調律された感性に響く、迫力ある新たなGT-Rサウンドを感じられるという。

「Tスペック」では、専用にコーディネーションされた内装色や専用のサスペンション セッティングと専用カーボンセラミック ブレーキなどを特別装備し、よりしなやかで上質な走りと、意のままに操れる楽しさの両立を実現した。

画像: GT-R プレミアムエディション Tスペックのインテリア。

GT-R プレミアムエディション Tスペックのインテリア。

「GT-R NISMO」は、新デザインのリアウイングを高い位置にセットするなど、空力性能の磨きこみを行った。また、フロント メカニカルLSD追加にあわせて4WD制御を最適化。前後のトルク配分を緻密に制御することでコーナリング性能も向上させ、GT-R史上最高のパフォーマンスを発揮する。コーナリング性能の向上に伴い、専用のRECARO製カーボンバックバケットシートも、シート剛性とホールド性を大幅に向上させる仕様へと刷新した。

さらに精度を極めたスペシャルエディションは2900万円超え!

さらに「GT-R NISMO スペシャルエディション」では、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用するとともに、クリア塗装を施したNISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付き)などを特別装備した。

画像: GT-R NISMO スペシャルエディションのリアビュー(フロントはタイトル写真)

GT-R NISMO スペシャルエディションのリアビュー(フロントはタイトル写真)

車両価格(税込)は、以下のとおりだ。

GT-R 2024年モデル

ピュアエディション:1375万円
プレミアムエディション:1484万100円
ブラックエディション:1535万円
トラックエディション エンジニアード by NISMO:1765万円
プレミアムエディション Tスペック:1896万700円
トラックエディション エンジニアード by NISMO Tスペック:2138万700円
NISMO:2865万600円
NISMO スペシャルエディション:2915万円

いずれもエンジンは3.8L V6 DOHCツインターボ、トランスミッションは6速DCT、駆動方式はフルタイム4WDと、パワースペックも含めて従来型と変わらない。なお、GT-Rは2024年モデルにおいても生産台数に限りがあり、注文ができない場合もある。購入を検討している人は、まずは各販売会社または日産ハイパフォーマンスセンターに問い合わせてみるといいだろう。

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