AIがタイヤを解析し、試合終了までに結果が分かる
プロ野球 北海道日本ハムファイターズの新たなホームグラウンドとして誕生したエスコンフィールドが所在するFビレッジ。この一般駐車場(駐車台数:約4000台)のネーミングライツを住友ゴムが取得し、「ダンロップ パーキング」と命名した(タイトル写真)。
今回、エスコンフィールドでのプロ野球試合開催時にダンロップ パーキングを利用した人に「AI タイヤ点検」サービスを提供した。この点検では、AI(人工知能)がタイヤの主溝の深さの目安に加え、センター摩耗・ショルダー摩耗のような偏摩耗も高精度に解析し、タイヤ交換の必要性を判定するというものだ。
来場者の試合観戦中に、指定エリアに駐車したクルマのタイヤトレッド部の画像を、ダンロップのスタッフが専用アプリの入ったスマートフォンで撮影する。最新の画像認識AIソフトウエアが状態を診断し、3段階で摩耗状態の判定や結果を表示する。撮影してから結果が出るまでは、5〜6分ほど。この結果は、試合終了までにメールで届く。
この点検にユーザーは立ち会う必要はないし、点検費用は無料。もちろん、装着タイヤはダンロップ以外でもOKだ。対象者は観戦チケットと駐車券(試合がある日の駐車場は事前予約が必要)を持っている人で、点検はオンラインで予約しておく。当日でも申し込みは可能だが、事前予約の人が優先される。
次回の点検は、ゴールデンウイークの2023年5月5日(金・祝)、6日(土)、7日(日)。なお、タイヤが濡れているとトレッド溝の状態が判断できないので、雨天の場合は中止となる。北海道では大半のドライバーがゴールデンウイークに冬タイヤから夏タイヤに履き替えるという。この期間にエスコンフィールドへクルマでファイターズの試合を見に行く予定があるのなら、野球観戦の間に履き替えた夏タイヤの状態を点検してもらっては、いかがだろうか。