住友ゴム工業(以下、住友ゴム)は、「ダンロップ(DUNLOP)」ブランドでファイターズ スポーツ&エンターテイメントとパートナーシップ契約を締結。北海道ボールパーク Fビレッジ(以下、Fビレッジ)とエスコンフィールド北海道(以下、エスコンフィールド)の一般駐車場を「ダンロップ パーキング(DUNLOP PARKING)」と命名し、同社が独自開発した「AI タイヤ点検」を実施した。

将来的には、エスコンフィールド以外でも展開を検討中

点検会場で、今回のAI タイヤ点検の担当者である、住友ゴム工業 タイヤ国内リプレイス営業本部 販売企画部の武田聖也 課長代理に話を伺った。

画像: 北海道日本ハムファイターズの新たなホームグラウンドとして誕生したエスコンフィールド北海道。

北海道日本ハムファイターズの新たなホームグラウンドとして誕生したエスコンフィールド北海道。

昨今のクルマを取り巻く市場では、電気自動車やハイブリッド車などクルマそのものの話題性は高いが、タイヤについては商材としての関心度が低い。そこで、「いま履いているタイヤは大丈夫なのか?」とか、少しでもタイヤを気にかけてもらうキッカケ作りになれば、ということで、このAI タイヤ点検が始まった。

場所にエスコンフィールドを選んだのは、この新球場ができることで多くのユーザーが集まるから。住友ゴムとしても駐車場をネーミングライツで「ダンロップ パーキング」と命名したこともあって格好の場所であり、PRにもなる。タイミング的に、ちょうど良かったようだ。

また、北海道は他の地方に比べると長距離を走るユーザーが多く、しかも積雪期間が長い。それゆえ、タイヤのトラブルは生命の危険につながる可能性も高くなる。そうした点から、他の地方よりもタイヤを気にかける人が多いのでは、という思いもあったという。

画像: AIタイヤ 点検は指定エリアに駐車しておけば、ユーザーは立ち会わなくても良いという手軽さも好評のようだ。

AIタイヤ 点検は指定エリアに駐車しておけば、ユーザーは立ち会わなくても良いという手軽さも好評のようだ。

1日に点検できる台数は200台が上限ということだが、実際、今回の点検で黄信号(ローテーションが必要)と判断されたクルマは全体の5〜6%程度で、赤信号(交換が必要)と判断されたクルマはいなかったようだ。

このAI タイヤ点検、次回は前述のようにゴールデンウイークが予定されており、以降は不定期で実施予定。将来的には他の地方でも大型ショッピングセンターの駐車場などで開催を検討している。また、ダンロップ パーキングも野球のオフシーズンで駐車場が雪に覆われてしまう時期には、スタッドレスタイヤの試乗会などを検討中だという。

住友ゴムは、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化する中、さらに高い安全性能を実現するためにタイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプトである「スマートタイヤ コンセプト(SMART TYRE CONCEPT)」を掲げている。北海道は過酷な道路環境で移動手段として自動車が大きな役割を果たしている。そんな北海道から各種サービスを体験できる取り組みを行っていく住友ゴム/ダンロップに、今後も注目しておきたい。

画像: 住友ゴム工業 タイヤ国内リプレイス営業本部 販売企画部 課長代理の武田聖也氏。

住友ゴム工業 タイヤ国内リプレイス営業本部 販売企画部 課長代理の武田聖也氏。

This article is a sponsored article by
''.