NEXCO中日本 東京支社は、2019年10月の台風19号による高波で被災した西湘バイパスの西湘パーキングエリア(PA)<下り>の災害復旧工事完了に伴い、2023 年4月29日(土・祝)午前0時にリニューアルオープンする。(タイトル画像はイメージです)
PA全体の地盤上げや施設の移設で高波や津波に対する防災機能を強化
西湘PA(下り)は、西湘バイパスの国府津IC(インターチェンジ)と酒匂ICとの間に位置する。今回の災害復旧工事では、以下のような防災機能が強化され、「災害に強いPA」としてリニューアルオープンする。
1)PA全体の地盤の高さを上げる
PA全体の地盤の高さを約2m上げることにより、PA内への高波や津波の影響を軽減した。
2)波返し擁壁の改良
高波や津波により波がPA内に入ることを抑制するため、波返し擁壁(ようへき)を補強・かさ上げした。
3)施設を本線側(内陸側)に設置
トイレなどの施設は、これまで海に面して設置していたが、波の影響を受けにくい本線側(内陸側)に設置した。これにより、PA全体のレイアウトを見直した。
なお、リニューアルオープン後は、常設の売店および飲食店に代わり、土日祝日を中心に食事を提供するキッチンカーが出店予定だ。2023年4月29日(土・祝)~5月7日(日)までは毎日キッチンカーによる営業を予定しており、神奈川県小田原市を拠点とするキッチンカー「AMBRO(アムブロ)」などが出店し、ポテトフライや唐揚げなど、話題のメニューをできたてで提供する。
その後も、多彩なキッチンカーが出店予定だ。青空の下で海風を感じながら個性あふれる料理を楽しめる西湘PA(下り)のキッチンカー出店スケジュールは、NEXCO 中日本の公式Webサイトで確認できる。(写真と図版:NEXCO中日本)