中国のユーザーに合わせて開発したコンセプトSUV
「アリゾン」は、日産がグローバルに培ってきたEVの知見や技術を最大限に活用し、中国のユーザーの多様なライフスタイルやニーズにあわせて開発したSUVのコンセプトカーだ。ワクワクする新次元の電動化体験を提供する。特長は、印象的な外観のデザインと、ハイテク感と温かみのある内装だ。また、CMF-EVプラットフォームの採用によって低重心化し、自動調光できるサンルーフや、ピラーレス構造による開放的で広々とした室内空間を提供している。
また、ユーザーの体験に焦点をあて、「エポロ(EPORO)」と名付けられたバーチャル パーソナルアシスタントを搭載。これまでにないドライビング体験を提供する。「エポロ」は、時間や天気、その他のデータを活用しながら、まるで人間のように乗員と対話し、必要な情報を提供する。
さらに、クルマが乗員を認識し、好みに合わせて照明を自動調整するインタラクティブな最先端のシステムも備えている。このシステムは、レジャー、リラックス、睡眠、サプライズなどの直観的なモードで照明の雰囲気を調整し、シームレスでパーソナライズされた最高のおもてなしを提供する。
「アリゾン」は、パーソナライズされたソリューションを求める中国のユーザーのために中国で構想された。日産は、こうしたSDV(ソフトウエア ディファインド ビークル:ソフトウエアに定義されたクルマ)や新次元のコネクティビティを採用することで、デジタルと現実の世界を融合し、これまでにない体験をユーザーに提供していく。
上海モーターショーではこの「アリゾン」以外にも、2023年2月に日本で世界初公開されたEV2シーターのコンセプトカー「マックスアウト(Max-Out)」や、中国でも予約販売が開始された「e-POWER エクストレイル」などが出展された。