Nシリーズに共通するコンセプトに新しい価値を提案
ホンダは、「2050年にホンダが関わるすべての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」というグローバルでの目標を掲げ、中国においては2027年までに10機種のホンダブランドEVの投入を予定している。
今回発表された「e:NP2 プロトタイプ」と「e:NS2 プロトタイプ」は、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」・「智」・「美」を磨き上げ、既存モデルの枠にはまらない新たな価値を持ったEVを目指している。
●動:ホンダが培ってきた、ダイナミクス技術で人とクルマが一体になったような独自のドライビングプレジャーを提供
●智:クリーンですっきりとしつつ心地よいラウンド感をもたせた造形と、ホンダコネクト 4.0などの先進装備で知的な室内空間を提供
●美:SUVのようなユーティリティの高さとセダンのような流麗なフォルムを両立したデザイ
また、それぞれのモデルが目指す世界観をデザインへ落とし込み、e:NP2 プロトタイプはシームレスで洗練されたスマートな未来感を、e:NS2 プロトタイプは見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感をそれぞれ表現している。
2035年までに中国市場のEV販売比率100%を目指す
e:Nシリーズ第3弾となる「e:N SUV序」は、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」・「智」・「美」を新たな次元へと引き上げることを目指した。
●動:EV専用のe:N アーキテクチャー Wを初採用し、走る楽しさを追及したホンダらしいパフォーマンスを実現
●智:最新の安全運転支援システムやAIを搭載したコネクト技術の採用により、室内全体で智能化を感じられる空間を実現
●美:SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えたデザインを採用
「e:NP2 プロトタイプ」と「e:NS2 プロトタイプ」は2024年初頭、「e:N SUV序」は2024年内の発売を予定している。はたして、これらのモデルが市販化されるとき、どこまでプロトタイプやコンセプトカーのイメージをキャリーオーバーしてくるのだろうか。
そしてホンダは中国市場において、今後これらのモデルを投入してe:Nシリーズを拡充することで、2035年までにEVの販売比率100%の達成を目指していく。