中国市場だけでなく、日本でも発売して欲しい!
パスファインダーは、日産の輸出専用SUVだ。1986年に発表された初代と1995年に発表された2代目は「テラノ」の名で日本でも発売されていたが、3代目以降は輸出専用モデルとなり、現行型は2021年に発表された5代目となる。
今回発表された「パスファインダー コンセプト」は、中国市場を念頭に置いてデザインされた。中国のモダンな美的感覚と日産らしさを融合させ、アクティブなユーザーのライフスタイルに合わせて開発した。大自然の中でも、街中でも、ユーザーの最適なパートナーとなることを目指している。
また、エクステリアのデザインを刷新し、3列シートを採用した広々とした室内空間を実現している。また、ウルトラワイドディスプレイとヘッドアップディスプレイには、さまざまな情報を表示することができる。
現段階では、外寸やパワートレーンなどのスペックは公表されていない。だが、「中国市場向け」と謳っているからには、近い将来には中国仕様が市販されるに違いない。
日本市場ではエクストレイルより大きなSUVは販売していない日産だが、かつてはトヨタ ランドクルーザーのライバルとして「サファリ」が人気を博し、現在も「パトロール」の名で輸出されている。
ランドクルーザー(300系)の高人気を考えると、このパスファインダーも日本仕様を販売すれば、かなりの人気が集まると思えるのだが・・・。日産の英断に期待しよう。
なお、日産は新型「キャシュカイ」を2023年8月から中国でも販売開始する。欧州市場では最量販車種の1台であるキャシュカイは、エクストレイルの弟分的なモデルだ。魅力的なスタイリングと高い快適性で、中国市場でも人気を集める可能性は高そうだ。