2022年8月21日にワールドプレミアされたベントレーの新型グランドツアラー「マリナー バトゥール」。2023年4月21日に、東京都港区芝に翌22日にオープンするベントレーの新たな販売拠点「ベントレー東京 芝ショールーム」でメディアに公開した。

マリナー バトゥールは世界限定18台で、すでに完売済み

マリナー バトゥールがワールドプレミアされたのは2022年8月21日、アメリカのカリフォルニア州で行われたクルマの祭典「モントレー・カー・ウィーク」の中でのことだった。バトゥールとは、インドネシアのバリ島にあるバトゥール湖にその名が由来しているが、この美しい水辺にちなんだクルマは以前、2020年に発表されたベントレーの限定車「マリナー バカラル」と同様で、特別なモデルを意味する。

画像: ボンネビルパールセントシルバーという外装カラーは、その名のとおり真珠のような白い輝きを見せる。

ボンネビルパールセントシルバーという外装カラーは、その名のとおり真珠のような白い輝きを見せる。

そんなバトゥールは、美しい2シーターのクーペスタイルの中に、ベントレー史上最強の6L W12ツインターボエンジンが搭載される。最高出力は750ps、最大トルクはなんと1000Nmを誇る。今後ベントレーは、新型車種に続々とBEV(電気自動車)を登場させると表明してしており、電動化に舵を本格的に切り始めている。そうした中、登場した純内燃機関車(ICE)であるバトゥールは、ベントレーにとって自身が高級スポーツカーブランドであることを証明している。

このバトゥール、ワールドプレミアの時点で生産する18台すべてが完売していた。お買い得だからすぐに売れたわけでは決してない。なぜならこのバトゥールの車両価格は165万ポンド(約2億7500万円)もするからだ。ちなみにマリナー バカラルの値段は、2020年当時で150万ポンド。価格差は15万ポンド(約2500万円)。およそベンテイガ1台分の差があるわけだが、バカラルの世界12台限定販売に続いて、ベントレーの勢いの良さを感じる。

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