「ヤバイ!」がデザインコンセプト
トヨタの北米仕様ミッドサイズピックアップトラック「タコマ」は、20年にわたりミドルサイズ部門の販売台数でトップを走る人気モデルだ。
現行モデルは、2015年にフルモデルチェンジが行われた3世代目だが、このたび、4世代目となるモデルが公開された。プラットフォームは、ファミリーの「タンドラ」や「セコイヤ」と同じTNG-Fグローバルが採用されている。
デザインは米・カリフォルニアに拠点を置く「CALTYデザインセンター」が担った。そのコンセプトは、「ヤバイ!、アドベンチャーマシン」。ファミリーの「タントドラ」や「セコイヤ」と違った、「バハ トラック」を思い起こすような尖った部分に、「タコマ」の個性を際立たせたかったようだ。
実際、細身のフォルムに大きなアッパーグリルのフォルム、そしてハイマウントランプをはじめとした精悍なスキッドプレート、サイドインテーク、六角形のグリルモチーフ、ルーフからテールへと続くスポイラーは、野生味あふれるたくましさを感じさせてくれる。
オフロード専門ファクトリー開発の最新パーツを設定
インテリアは、新たにエクストラキャブが用意された。これは、車内の機能性を高めるとともに、カーゴ容量の拡大にも貢献している。最新のテクノロジーも装備される。マルチメディア対応の14インチタッチスクリーンだ。
もちろん、高いオフロード性能も突き詰められ、上級グレードの「トレイルハンター」には、オフロード専門ファクトリーが開発した最新のパーツが装備される。
また、アグレッシブさが持ち味のグレード「TRDプロ」では、このセグメント初となるISOドライビングシートが装着される。オフロードでの操作性と快適性を向上させてくれるものだという。
4WDシステムでは、新たに低速でのオフロードコントロールをスムーズに行う「クロール機能」が新たに加えられている。
パワーソースは、2.4L 直4ターボと、2.4L 直4ターボとモーターを組み合わせたハイブリッド。前者の最高出力はグレードにより228hpと278hpに分かれ、後者はシステム最高出力328hpとなる。
新型「タコマ」の販売は、ICEモデルが2023年後半から開始され、ハイブリッドモデルは2024年のはやい時期からの予定となる。