2023年5月31日(英国現地時間)、ロールス・ロイス モーターカーズ(以下、ロールス・ロイス)は、ラグジュアリーSUVである「カリナン」の唯一無二のプライベート コレクションである「ブラックバッジ カリナン ブルーシャドー(Black Badge Cullinan Blue Shadow)」を全世界限定62台で発表した。

月面や宇宙を表現した魅惑的なルーフのヘッドライナー

ルーフ内側に設えられる、ロールス・ロイスが誇るスターライト ヘッドライナーには、合計1183個の星のようなライトが配され、そのうち799個がホワイト、384個がブルーだ。それぞれの位置は手作業で正確に決められ、レザーのキャンバスにパンチングされた穴を通して配置される。さらに、あまたの星々が囲む繊細な月の刺繍が、パッセンジャーを宇宙の彼方へと誘う。多数のクレーターがある月面を立体的に表現したこの刺繍には、5色の糸が用いられ、それぞれに異なる技法で独特な質感を生み出している。刺繍には25万ものステッチが施され、丸2日かけて完成される。

画像: スターライト ヘッドライナーが煌めくルーフ内側と、パーフォレーテッド アートワークが施されたシート。

スターライト ヘッドライナーが煌めくルーフ内側と、パーフォレーテッド アートワークが施されたシート。

前後のシートには、ロールス・ロイス初の試みとして、宇宙から見た地球をイメージして独自のパーフォレーテッド アートワークが施された。このパーフォレーションには2種類のサイズがあり、直径わずか0.8mmの小さなパンチングが陸を、それよりわずかに大きい1.2mmのものが海を、その間にあるレザーの余白部分が雲を表現している。それぞれのシートには7万5千個あまりの穴があり、すべて一つずつ配置されている。ロールス・ロイスのビスポーク コレクティブにふさわしい高い品質を実現するために、このパターンのデザインには2週間を要し、5回の試行を経ている。

このパーフォレーション パターンはピクニックテーブルの背もたれにも施されている。ピクニックテーブルは、ピアノブラックの化粧板で仕上げられ、ガラスの輝きが暗黒の宇宙の雰囲気を醸し出す。各テーブルの最上部のラッカー層には、コレクションのテーマを表すテキストが刻まれ、ポリッシュ仕上げのアルミニウムで縁取られている。

さらに、シートと同じ専用のインドア カーカバー、プライベート コレクションのカラーリングを踏襲したラゲッジセット、8分の1スケールのレプリカ モデルカーなど、ビスポーク アクセサリーも用意されている。

究極のビスポーク モデルともいえる「ブラックバッジ カリナン ブルーシャドー」、地球からカーマンラインまでの距離に合わせて、前述のように全世界で62台限定でロールス・ロイスのプライベート オフィス(英国 グッドウッドの本社とUAEのドバイにある)を通じてのみ販売される。日本でも購入は可能のようだが、車両価格に関してはアナウンスされていない。ベース車両であるブラックバッジ カリナン(4951万円から)より高額となることは、間違いないだろうが・・・。

画像: 地球からカーマンラインまでの距離に合わせて、全世界で62台限定で販売される。

地球からカーマンラインまでの距離に合わせて、全世界で62台限定で販売される。

ロールス・ロイス ブラックバッジ カリナン(ベース車両) 主要諸元

●全長×全幅×全高:5340×2000×1835mm
●ホイールベース:3295mm
●車両重量:2750kg
●エンジン:V12 DOHC ツインターボ
●総排気量:6748cc
●最高出力:441kW(600ps)
●最大トルク:900Nm(91.8kgm)/1700-4000rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・未発表
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:前255/45R22、後285/40R22
●車両価格(税込):4951万円〜

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