トヨタ自動車が100周年を迎えるル・マン24時間レースへの感謝の意を込めて開発したコンセプトカー「プリウス ル・マン24時間100周年記念 GRエディション(Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition)」が注目を集めている。これはサルテサーキットでマツダと共同開催しているテーマ展示「Japan. Endless Discovery.」で世界初披露されたモデルで、今秋開催されるWEC第6戦 富士6時間耐久レース会場でも展示されることになった。
ル・マンへの感謝を込めて、ル・マンで鍛えられた技術を満載
「プリウス ル・マン24時間100周年記念 GRエディション」はこれまでル・マンで鍛えられた技術が盛り込まれたコンセプトカーで、TOYOTA GAZOO Racingがそのレーシングテクノロジーの下に、このモデルのためにサイドスカート、カナード、リアウイング、リアディフューザーなど専用エアロパーツを開発、空力の改善やトラクションの向上が図られている。
またカーボンボンネットフードを採用して軽量化も実現し、また空力特性に優れた18インチ専用ホイール、走りに特化した235/50R18サイズのスポーツタイヤを装備して、トレッドもワイド化されている。
さらに ル・マン24時間レースを想定して、夜間視認性を向上させるべく、最新のLEDテクノロジーで新開発されたマルチヘッドランプも装備する。
トヨタは、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりの取り組みを通じて、サスティナブルなモビリティ社会の実現に向けた技術開発を続けているが、それを具現化したモデルと言えそうだ。
Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition 主要特別装備
専用サイドスカート
専用カナード
専用リアウイング
専用リアディフューザー
軽量カーボンボンネットフード
235/50R18スポーツタイヤ
18インチ専用ホイール
新開発LEDマルチヘッドランプ