英国ケータハム・カーズ・リミテッドは、2023年7月12日、新たなクーペコンセプト「プロジェクトV」を公開することを発表した。同社チーフデザイナーの創作によるデザインを、イタルデザイン社において製作するショーカーは、フルバッテリーEVとして誕生。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023においてワールドプレミアされる。

コーリン・チャップマンへのオマージュを込めたフルBEVスポーツが誕生

ケータハム(ケータハム・カーズ・リミテッド)は、1973年にグラハム・ニアンが創設した。ロータスの創始である者コーリン・チャップマンからセブン製造・販売のための型、デザイン、その他の独占権を獲得して以来、きわめて個性的で刺激的なライトウェイト2シータースポーツカーを生産し続けている。

画像: 公開されたコンセプトカーのシルエット。ケータハムは、2009年以来ケータハムの日本市場における輸入代理店である、日本最大級の自動車ディーラーグループのひとつ「VTホールディングス」が現在所有している。

公開されたコンセプトカーのシルエット。ケータハムは、2009年以来ケータハムの日本市場における輸入代理店である、日本最大級の自動車ディーラーグループのひとつ「VTホールディングス」が現在所有している。

本社は英国ケント州ダートフォードに置かれ、1987年依頼、組み立て済み仕様とビルドキット製造のふたつの形で、生産している。セールス拠点としては、2023年現在、世界の15カ国で30以上の公式ディーラーが展開されている。

2023年にブランド創業50周年を迎えてなお、ケータハムはチャップマンへのオマージュを大切にしている。ドライビング・エクスペリエンスと楽しさをすべての活動の中心に据えることを哲学としながら、顧客ひとり一人に最適化したプレジャーを提供している。幅広い選択肢を用意することで、公道でもサーキットでもつねにオーナーが意のままに操ることのできる体験をもたらしてくれる。

そんな英国ケータハムが2023年7月12日、まったく新しいBEVのクーペコンセプト「プロジェクト V」を公開することを明らかにした。

このフルバッテリーEVは「近未来を見据えた英国のスポーツカーブランドの全く新しいデザインランゲージを提示するもの」だという。デザインを手掛けたのは、同社のチーフデザイナーであるアンソニー・ジャナレリ。同社においては彼自身の初の「作品」となる。

いわゆる既存のセブンシリーズとはビジュアル的に一線を画しながらも軽さ、シンプルネスといった「ケータハムらしさ」は変わらない。ましてやドライバーコンシャスというコアバリューは、電気自動車であっても変わらず堅持しているという。

このビジョンを実現するために、ケータハムは、エンジニアリング会社であるイタルデザイン社とパートナーシップを締結、イタリアのトリノ本社でこのショーカーを製作した。英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023において、お披露目される予定だ。

プロジェクトVの最新動向については、公式HPで随時伝えられる予定だ。

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