プラグインハイブリッド「E 300 e」をラインナップ
4月に公開されたセダン「メルセデス・ベンツ Eクラス 」に続いて、そのワゴンモデルが登場した。
デザインのベースは新型セダンに通じるもので、Eクラスの伝統と、EQにも通じる先進性を併せ持つのが特徴。Eクラスステーションワゴンとしての高い実用性を確保しながら、ダイナミックなルーフラインや傾斜したリアウインドウにより、先進的なエクステリアを追求。フロントまわりには電気自動車のEQEを思い起こさせるブラックグリルデザインが採用されている。
ボディサイズは全長4949mm、全幅1880mm、全高1469mm、ホイールベース2961mm。現行モデルより全幅が28mm、ホイールベースが22mm拡大されたことにより、とくに後席のニールームとレッグルームが拡大している。
荷室容量は後席使用時615L、後席を畳めば最大1830Lに拡大。ラゲッジルームには、EASY-PACK テールゲート、2ピース設計の格納式ラゲッジカバーとディバイディングネットが標準装備される。
なお、ステーションワゴンには積載性と乗り心地を向上させるために、リアにシングルチャンバー式エアサスペンションが標準装備されるほか、エアマチックシステムもオプションで用意されている。
パワートレーンは、2L直4ガソリンターボの「E 200」、2L直4ディーゼルターボの「E 220 d」、2L直4ガソリンターボに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの「E 300 e」をラインナップ。トランスミッションは全車9速AT。直列6気筒エンジンは遅れて登場する。
ガソリンとディーゼルエンジンは「ISG(Integrated Starter-Generator)」を搭載するマイルドハイブリッドで、電動モーターが17kW(23ps)/205Nmのブーストパワーを供給。Eクラスステーションワゴンは全モデルが電動化されたことになる。