メルセデス・ベンツより、近未来を見すえたスポーツカー コンセプトモデル「ビジョン ワン-イレブン(One-Eleven)」の公開が行われた。70年代に登場したスポーツカー コンセプトモデル「C111」を新たに解釈し直したものだという。
先進のテクノロジーが盛り込まれた電動パワートレーン
さて、気になるのがパワーソースだが、言わずもがなのBEV(電気自動車)であることに間違いはないが、そこには先進のテクノロジーが彩られる。
まずは、最新のバッテリーテクノロジー。バッテリーのセルに水冷式のものが採用されている。メルセデスAMGからの知見から生まれたもので、近未来のバッテリーのあり方を示唆するものだ。
そして、軽量コンパクトなハイパフォーマンス電気モーター「アキシャル フラックス モーター」の採用。イギリスの電気モーター製造会社YASAとの共同開発で生まれたもので、アキシャル式とフラックス式電気モーターそれぞれのメリットを兼ね備えたものだ。耐久性にも優れるという。
なお、「ビジョンワン-イレブン」の公開にともない、メルセデス・ベンツでは、70年代のファッションを意識した「ウイークエンドバッグ」や「サングラス」、「キャップ」などのアイテムを2023年8月より「リミテッド エディション オブ 111 コレクション」として販売を開始する。メルセデス・ベンツとしては初の試みとなる。