恒例のイベントを行って六本木をスタート。ウラカンSTOに乗り換えも
ランボルギーニオーナーが集まって行われるドライビングツアー「GIRO(ジロ)」は海外でも定期的に開催され人気のあるイベントで、日本においては2023年2月に第6回を数えるし、国際女性デーにあせて行われる「Lamborghini Ladies Bull Run」も日本で2022年に初開催されて2回目も行われるなど、ランボルギーニによるドライビングツアーは定期的に開催されている。しかし、今回の「Lamborghini Father’s Day Bull Run」は世界で初開催のイベントなのだという。記念すべき回に参加できた、というわけだ。
こうしたドライビングイベントでは、開催される地域の神社で交通安全のご祈祷を受けることが恒例になっているという。
今回発着地に設定された六本木 天祖神社へ向かうと境内に色とりどりな4台が並べられている。まるでレーシングマシンのような外観を持ち、640psを発生する自然吸気V10エンジンにより後輪のみを駆動する「ウラカンSTO」が2台。カーボン武装により軽量化を図られたスーパーSUV「ウルス ペルフォルマンテ」と、ベーシックグレードの「ウルスS」の合計4台だ。
ここで大麻(おおぬさ)を振るう神主に厄払いしてもらい出発だ。
厳かな雰囲気から一転、4台が猛るような排気音を響かせながら発進、また東京タワーやレインボーブリッジが見えると息子は歓声をあげる。興奮が最高潮に達したのは水色のウラカンSTOに乗り換えたときだ。60km/hで巡航するだけで、目線の低さや振動、後方から聞こえてくる雄牛の咆哮など多くの感覚で「スーパーさ」を感じたはず。
六本木からお台場を抜けて東京ゲートブリッジをとおる約36kmを1時間あまりで走り、天祖神社に戻れば名残惜しさとともにイベントは終了する。
その帰り道、父の仕事場を見学したり、家系ラーメン店でチャーシュー麺を食べたり、東京タワーの足元を見たり、いくつか寄り道しながらこの日に乗ったクルマをふたりで反芻していると、いつの間にか息子は夢の中へ。
寝顔に向かって「楽しかっただろ?」と声をかけたとき、父の日のプレゼントをもらっていないことを思い出した。まあでも、ギフトなんかなくても、ランボルギーニに乗ったときに見せた笑顔を思い出すだけで、父はこれからも頑張れる。もっと「はじめて」を経験させてあげたいものだ。こんな機会を与えてくれたランボルギーニジャパンとスタッフに感謝しかない。
ランボルギーニ ウラカンSTO 主要諸元
●全長×全幅×全高:4547×1945×1220mm
●ホイールベース:2620mm
●車両重量(乾燥):1339kg
●エンジン:V10 DOHC
●総排気量:5204cc
●最高出力:470kW(640ps)/8000rpm
●最大トルク:565Nm/6500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:MR
●燃料・タンク容量:プレミアム・80L
●WLTPモード燃費:7.2km/L
●タイヤサイズ:前245/30R20、後305/30R20