2023年7月20日から23日にかけて、世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・エストニアがエストニアのタルトゥを中心に開催される。ラリー・エストニアは2020年に初めてWRCとして開催され、2021-2022年とトヨタのカッレ・ロバンペラが2年連続優勝。今年もロバンペラを中心に優勝争いが繰り広げられることになりそうだ。
エストニア第2の都市「タルトゥ」を起点としたスペクタクルラリー
ラリーの中心となるサービスパークは、今年もエストニア第2の都市「タルトゥ」にあるエストニア国立博物館の敷地内に設けられ、木曜日から4日間にわたり競技が行われる。
初日の20日は、デイ1としてサービスパークのすぐ近くで夜8時過ぎからスーパーSSが1本行われて終了。競技2日目の21日から本格的な戦いが始まり、サービスパークの北側と南側エリアで3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、南側エリアで1本のステージを走り、その合計距離は133.38kmと4日間で最長の一日となる。
競技3日目の22日は、サービスパークの南側エリアが舞台となり、まず2本のステージを各2回走行。ミッドデイサービスを挟んで、さらに別の2本のステージを各2回走行した後、サービスパークのすぐ近くで、SS1と同じスーパーSSをSS17として走行する。
最終日の23日は、サービスパークの南側エリアで2本のステージをミッドデイサービスを挟むことなく各2回走行。そのうち、SS19の再走となる最終のSS21は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
ステージは全21本で、合計300.42km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1366.66kmとなる。はたして今年のラリー・エストニアはどうなるか。