ランボルギーニに乗ると不思議と温泉に行きたくなる。そう、今回もウルス ペルフォルマンテでのテストドライブの目的地を決めるときにまず思い浮かんだのは温泉地だ。せっかくなら目的地は長い歴史のある場所がいいと考え、昭和29年に、青森酸ヶ湯温泉、栃木日光湯元温泉とともに国民保養温泉地第一号に指定された四万温泉を選んだ。(Motor Magazine2023年8月号より)

最高出力の666psを公道で使い切るのは不可能である

ワインディングロードに踏み入ると、「水を得た魚」とはこういうことを言うのだろうというぐらい実に活き活きとしていた。 ここでは、ドライビングモードを「スポーツ」にしてメーターの表示を出力&トルク表示に変更して走ってみた。

画像: ウルス ペルフォルマンテで走るとついまわり道がしたくなる。

ウルス ペルフォルマンテで走るとついまわり道がしたくなる。

このモードでは、瞬間出力とトルクがデジタル表示されるのだ。もちろん、いくらワインディングロードだとはいっても、日本の公道で圧巻の最高出力の666psを使いこなすことなどできない。掲載したインカー写真はその時のものだが、出力19%、トルク26%しか使っていなかった。

ただそれでも実力の片鱗は十分に感じることができた。ペルフォルマンテは、どんなところを走ってもとても楽しいし、時にはSUVであることを忘れてしまうような、かなりエキサイティングな顔も見せてくれる。万能というのはこういうクルマのことを言うのではないだろうかと改めて思った。

人生の相棒としてもこれほど頼もしいクルマはないと実感したペルフォルマンテとの旅であった。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:永元秀和)

ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテ主要諸元

●全長×全幅×全高:5137×2026×1618mm
●ホイールベース:3006mm
●乾燥車両重量:2150kg
●エンジン:V8DOHCターボ
●総排気量:3996cc
●最高出力:490kW(666ps)/6000pm
●最大トルク:850Nm/2250-4500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・85L
●WLTCモード燃費:7.1km/L
●タイヤサイズ:前285/40R22、後325/35R22
●車両価格(税込):3499万8464円

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