日産自動車株式会社は2023年8月8日、「スカイライン NISMO」とその特別仕様モデル「スカイライン NISMO Limited」を発表した。前者は1,000台限定で9月上旬に発売、「Limited」は100台限定で2024年夏の発売を予定している。そのPVでは星野一義氏がハンドルを握り、伝統の重みを感じさせている。

パワーアップ仕様は1000台、さらなる高精度版は100台限定

「スカイライン NISMO」は、S54A-1型以来連綿と受け継がれてきたGTカーの資質に、NISMOならではのレーシングテクノロジーを活かした空力とシャシー技術を融合。「より速く、気持ちよく、安心して走れる究極のGTカー」を目指して開発されたという。

画像: ボディカラーは専用色のNISMOステルスグレーを含む、全5色をラインアップする。

ボディカラーは専用色のNISMOステルスグレーを含む、全5色をラインアップする。

スカイラインの血統である「パフォーマンス・セダン」としてのロー&ワイドなスタンスによって、圧倒的な存在感を発揮。フロントフェンダーに配された「GT」のエンブレム、そしてセンターコンソールの1000台限定のシリアルナンバーを刻印したNISMOメタルエンブレムが。特別感を煽る。

とはいえ、ドライバーの感性をもっとも刺激するのはやはり進化型のパワートレーンだろう。

搭載されるVR30DDTT型エンジンは、GT500レース用エンジンに携わった開発者が、同じ開発設備を使ってチューニングを施している。最高出力は通常の298kW(405ps)から309kW(420ps)に、最大トルクも475N・m(48.4kgf・m) から550N・m(56.1kgf・m)へとそれぞれ大幅に向上させることで、力強く伸びのある加速感を実現した。

画像: 専用にチューニングされたエンジンは、日常域においても力強さと気持ちの良い加速の伸びを実現。SPORTおよびSPORT+モードでは、NISMO専用のAT変速スケジュールを施すことで、高回転域でのダイレクト感をキープすることができる。

専用にチューニングされたエンジンは、日常域においても力強さと気持ちの良い加速の伸びを実現。SPORTおよびSPORT+モードでは、NISMO専用のAT変速スケジュールを施すことで、高回転域でのダイレクト感をキープすることができる。

発表と同時に公開されたプロモーションVでは、スカイラインとしてのエモーショナルな感性を、二段構えでアピールしている。前半は、S54A-1型プリンス スカイラインGTとの対比で、グランドツアラーとしてのヘリテージ性を象徴。一転して後半は、星野一義氏がハンドルを握ってのアタックで、スポーツモードでの気持ちよさを実感させる映像で構成されている。

さらに特別仕様車として、S54A-1型誕生60周年を記念する「スカイラインNISMO Limited」がリリースされる。こちらは100台限定で、横浜工場の匠ラインにて、特別な資格を持つ匠が一つ一つを手組みで作り上げる高精度なエンジンを搭載している。

日産 スカイライン NISMO、スカイライン NISMO Limited 車両価格

NISMO:788万0400円
NISMO RECAROシート+カーボン製フィニッシャー装着車:847万円
NISMO Limited:947万9800円

画像: 【スカイラインNISMO】SKYLINE NISMO 誕生 youtu.be

【スカイラインNISMO】SKYLINE NISMO 誕生

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