マセラティは2023年8月18日(現地時間)、最新作品である「MCXtrema(エムシーエクストレーマ)」を、展示車両のクオリティが高いイベント「ザ・クエイル」モータースポーツ・ギャザリングにて世界初公開したことを発表した。

マセラティのラインナップの中で最もパワフルなサーキット専用車

ザ・クエイルは毎年夏、世界中から車愛好家や熱烈なファンがモントレー半島に集い、卓越した自動車のデザインと工学を讃えるイベントだ。

画像: 大型のリアウイングは大きなダウンフォースを発生し、サーキット走行でのコーナリングスピードをアップする。

大型のリアウイングは大きなダウンフォースを発生し、サーキット走行でのコーナリングスピードをアップする。

公道走行認証がないサーキット専用に設計されたMCXtremaは正真正銘の“ビースト”で、3L V6ターボエンジンは730psものパワーを解き放つ。

洗練されたラインが描くハーモニーと、大胆なフォルムが醸し出す破壊性の両極が共存するデザインがそのパワーを包み込んでいる。

この新型MCXtremaは、既成概念にとらわれないアプローチから生まれた。そのパフォーマンス、洗練されたデザイン、ラグジュアリー感はまさにイタリア製品の特徴を兼ねそろえている。

マセラティのラインナップの中で最もパワフルなサーキット専用車であるMCXtremaは、あらゆる観点から勇気にあふれ並外れたクルマとなる。

純粋なレーシングカーのコレクターやマセラティの熱狂的なファンのために設計され、ガレージに新しい“コレクション”を加えたいと考える方々の願望を満たすことだろう。

限定62台が生産され、極限的なドライブ体験に一家言ある方厳選した顧客に届けられるという。

画像: 流線型の美しいボディは、エアロダイナミクスを徹底的に考慮してデザインされた。

流線型の美しいボディは、エアロダイナミクスを徹底的に考慮してデザインされた。

未来のマセラティのレース専用作品の発想の元になるレーシングカー

画像: トランスミッションは6速シーケンシャルレーシングギアボックスを搭載。

トランスミッションは6速シーケンシャルレーシングギアボックスを搭載。

MCXtremaをサーキットに解き放てば、縁石の盛り上がりさえも楽々と吸収し、コーナーをクリアする胸躍るドライブ感覚を味わえる。

マセラティ最新の産物は、チェントロ・スティーレとエンジニアリングチームの創造的なパートナーシップから生まれた。

輝かしいマセラティMC12のレガシーを継承し、未来のマセラティのレース専用作品の発想の元になるレーシングカーを作りたい、そんな製作チームの願望を反映している。

マセラティCEOのダヴィデ・グラッソは、次のように述べている。

「MCXtremaは、当社のサーキット専用モデルに新しい基準を掲げ、さらに超一流の製品を提供したいという目的のもと生まれました。極めて洗練された革新的なデザインから始まり、卓越したパフォーマンスに至るまで、このモデル独自の特徴をディテールに至るまでこだわっています。そして我々の細部に至るまでのこだわりを好むお客さまに捧げるプロジェクトです。MCXtremaは、マセラティのDNA特有のスポーティな精神を形で表現したものであり、このブランドが今後進むべき道を宣言します。最高の製造方法が惜しみなく注がれた、妥協なきパフォーマンスでラグジュアリーエンジン製造の世界で際立った存在になるでしょう。」

画像: 乾燥重量は約1300kgということで、パワーウェイトレシオは約1.8kg/psとなる。

乾燥重量は約1300kgということで、パワーウェイトレシオは約1.8kg/psとなる。

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