2023年9月10日、WEC世界耐久選手権第6戦「富士6時間」の決勝が行われ、ポールポジションからスタートしたトヨタ7号車が逃げる6号車ポルシェをレース後半に逆転して優勝を飾った。2位にもトヨタ8号車が入り、トヨタは地元で1-2フィニッシュを達成した。これでトヨタは最終戦を待たず5シーズン連続、通算6度目となるマニュファクチャラータイトルを確定、ドライバーズタイトル決定は最終戦に持ち越しとなった。

トヨタ×フェラーリのチャンピオン争いは最終戦にて決着

画像: 首位に立つまでに4時間かかったが、結果的には、トヨタは1-2フィニッシュという最高の形でホームレースを終えた。

首位に立つまでに4時間かかったが、結果的には、トヨタは1-2フィニッシュという最高の形でホームレースを終えた。

これで最終戦を待たずに、トヨタの5シーズン連続、通算6度目となる世界耐久選手権のマニュファクチャラーズチャンピオンが確定。ただし、トヨタの2台とフェラーリの2台によるドライバーズチャンピオン争いはさらに激しさを増し、今季最終戦となる第7戦バーレーン8時間まで持ち越されることになった。最終戦の8時間レースでは優勝すれば最大39ポイントを獲得できる。

その最終戦WEC第7戦「バーレーン8時間」は、11月4日(土)に決勝が行われる。

ちなみに、トヨタは、この週末に行われた3つのイベント、WEC富士、WRCアクロポリス・ラリー・ギリシャ、全日本ラリー北海道をすべて1-2フィニッシュで終えた。(写真:井上雅行)

2023年WEC世界耐久選手権第6戦富士6時間 決勝

1位 7 トヨタGR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/ロペス)229周
2位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮) +39.119s
3位 6 ポルシェ963(エストレ/ロッテラー/バンスール)+47.768s
4位 50 フェラーリ499P(フォコ/モリーナ/ニールセン) +1周
5位 51 フェラーリ499P(グイディ/カラド/ジョビナッツィ) +1周

2023年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第6戦終了時)

1位 ブエミ/ハートレー/平川亮(トヨタ) 133
2位 コンウェイ/小林可夢偉/ロペス(トヨタ)118
3位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(フェラーリ)102
4位 フォコ/モリーナ/ニールセン(フェラーリ) 97
5位バンバー/リン/ウエストブルック(キャデラック)72

2023年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第6戦終了時)

1位 トヨタ 178
2位 フェラーリ 138
3位 ポルシェ 81
4位 キャデラック 76
5位 プジョー 58

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