ホンダの北米法人であるアメリカホンダモーターは2023年9月14日(現地時間)、折りたたみ式の電動バイク「ホンダ モトコンパクト(Honda Motocompacto)」を11月から販売することを発表した。

コンパクトで持ち運びが可能な電動バイクを北米で発売

画像: ハンドル、シート、リアタイヤ、ステップを展開して走行できる状態。

ハンドル、シート、リアタイヤ、ステップを展開して走行できる状態。

今回発表されたモトコンパクトは、1980年代初頭にホンダが製造販売していたホンダ モトコンポ(Honda Motocompo)にインスピレーションを受けた電動バイクだ。

モトコンポは排気量49ccの原動機付き自転車で、もともとはホンダのコンパクトカー「シティ」に積載するために開発されたトランクバイクだ。超小型で軽量(全長118.5cm、乾燥重量42Kg)なボディに、2.5psの49cc 2サイクルエンジンを搭載する。

モトコンパクトはモトコンポの発想をそのまま受け継ぎながら、現代版としてゼロエミッションの電動バイクとして新たに設計されている。

画像: 充電器もボディの中に収めている。

充電器もボディの中に収めている。

モトコンパクトは前輪に搭載したモーターで駆動し、最高速15マイル/時(約24km/h)で走ることができる。バッテリー容量は6.8Ahで、充電は3.5時間(110V)で完了し、航続距離は12マイル(約19.3km)となる。

走れる状態でのサイズは全長38.1インチ(約97cm)、全幅17.2インチ(約47cm、ハンドル部)、全高35.0インチ(約89cm、メーター部)。

一方、折りたたんだ状態(写真下)でのサイズは、全長29.2インチ(約74cm)、全幅3.7インチ(約9.4cm)、全高21.1インチ(約54cm)。重量は41.3ポンド(約18.7kg)となる。

画像: 折りたたんだ状態。タイヤを利用して、転がして運ぶことができる。

折りたたんだ状態。タイヤを利用して、転がして運ぶことができる。

折りたためばキャリングケースに早変わりし、クルマや公共交通機関に持ち込んだりすることも可能で、保管するのも簡単だ。

販売は北米ホンダのHPと、北米ホンダとアキュラの自動車ディーラーのみで2023年11月に開始され、メーカー希望小売価格は995ドル(約14万7000円/2023年9月18日時点)となる。今のところ日本での販売は未定だ。

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