2023年9月9日〜10日、静岡県・朝霧高原「ふもとっぱら」で第19回スターキャンプ2023 in 朝霧高原が開催され、ここでウン十年ぶりのキャンプをすることができた。

自然の中で感じる三菱車とキャンプの魅力

初代パジェロやデリカシリーズのヒットを中心とした1980年代〜1990年代のクロカンブーム、そしてキャンプブーム。この波に乗るかのように始まった三菱のスターキャンプは、回数や開催地を拡大して、2023年も北は北海道・苫小牧から南は大分県・久住高原まで全国9カ所・計10回開催されている。

2023年開催分の申し込みはすべて終了しているが、2024年も5月のシーズンインに向けて申し込みがスタートするはず。申し込み期間は会場により異なるので、それぞれの公式HPで確認が必要だ。

さて今回レポートするのは、静岡県・朝霧高原「ふもとっぱら」で2023年9月9日〜10日に開催された三菱自動車主催の第19回スターキャンプ2023 in 朝霧高原だ。「自然の大切さを学び、家族や仲間、そして三菱自動車との絆を深めるオートキャンプイベント」をコンセプトにして、三菱車だけでなく他ブランド車での参加もできるという懐の深さもある。

「オートキャンプ白書2023」によればキャンプ人口こそ減少傾向にあるようだが、1年間の平均キャンプ回数は5年前より約1.5倍の5.4回に増えて、熱狂的な愛好家の増加がうかがえる。このイベント参加への応募は多くて毎回抽選になることこで知られるが、今回は募集300組のところ2700件もの申し込みがあったというから、倍率にすれば9倍だ。

画像: 新旧さまざまな三菱車、そして他ブランド車も入り混じって、それぞれが想い想いのキャンプライフを楽しむ。

新旧さまざまな三菱車、そして他ブランド車も入り混じって、それぞれが想い想いのキャンプライフを楽しむ。

会場の中で行列ができるアトラクション・コンテンツも

そんなファンたちが富士山の近く西北西に位置する毛無山、その麓に集結。広大な原っぱには、300組分のクルマとともに大小・色彩さまざまなテントやタープが張られるが、窮屈さをまったく感じないゆったりとした配置が出来上がっている。

また、45度登坂キットを擁した同乗試乗体験をはじめ、最新の三菱車で林道やオフロードコースを走行できるプログラムも用意されている。家族とともにデリカD:5で参加したという40代の男性は「自分のクルマと同じ車種に試乗しましたが、こんな動きができるのかと正直驚きました」と公道ではできない走行体験の楽しさを語ってくれた。

画像: 会場の内外で行われる各種試乗体験は予約を必要とするが、2日間行われているため枠の数も多い。

会場の内外で行われる各種試乗体験は予約を必要とするが、2日間行われているため枠の数も多い。

画像: 会場の中で行列ができるアトラクション・コンテンツも

中央のエリアにはイベントプログラムを行うテントや施設が並んでいるが、その数なんと「17」。スポーツクライミングやクイズラリー、ドッグランなどのコンテンツを用意されているが、なかでもクッキングやモノづくりのワークショップは予約をするための行列ができるほど人気で、子供とともに大人も楽しむ姿が多く見られた。

夜にはシャボン玉を使ってのバブルショーやゲストミュージシャンの河口恭吾さんによるライブを催されたが、面白いのはアウトランダーPHEVの給電機能を利用したライティングが行われたこと(雨天のため中止となった野外シアターも給電機能を使う予定だった)。夜露や霧の発生も相まって幻想的な光景を作り出していた。

画像: 陽が沈んでから行われたナイトバブルショーやキャンプファイヤー、映画上映(今回は中止)など、子どもが喜ぶコンテンツも多い。

陽が沈んでから行われたナイトバブルショーやキャンプファイヤー、映画上映(今回は中止)など、子どもが喜ぶコンテンツも多い。

スターキャンプがオートキャンプ道への入り口に?

今回、デリカミニでスターキャンプ参加したが、車内空間が広いので3人分のキャンプ道具は載るし、2人なら車中泊もできそうだし、ADASのマイパイロットによって長距離移動も楽。4WDはタイヤ径が2WDと比較して大きく、またサスペンションも専用セッティング、オフロード走行寄りの設定を行われているなど、アウトドアとの相性の高さを実感した。

実は幼少期以来30年ぶりのキャンプだったこともあり、テントやタープなどのアウトドア用品を一式借りて参加。頭の奥底に沈んでいた記憶、ペグの打ち込み方や薪の組み方などを引き出しながらの作業で、いくつか失敗もしたが、人の手を借りずになんとか形になっていた・・・気がする。

画像: 30年ぶりのテント設営に「ん?」を連発。

30年ぶりのテント設営に「ん?」を連発。

画像: 初日こそ雨模様が続いたものの、ラジオ体操や朝ヨガに始まった2日目は晴れ間も出て広場に多くの人が集まり、各々イベントプログラムを楽しんでいた。

初日こそ雨模様が続いたものの、ラジオ体操や朝ヨガに始まった2日目は晴れ間も出て広場に多くの人が集まり、各々イベントプログラムを楽しんでいた。

久しぶりのキャンプで不思議に感じたのは時間の流れ方だ。自宅でスマホやテレビなどのデジタル機器を使ってくつろいでいれば、あっという間に経過してしまうのに、キャンプ場で焚き火を眺めていたり作業をしていると時間がゆっくりと流れているように感じられる。「まだこんな時間か」という独り言を何度こぼしたことか。

あたりの静けさ、灯りの少なさなどいくつかの要素があるのだろうが、この感覚は忘れられない。キャンプにハマる人の気持ちが少しわかる。スプーンの持参を忘れ、作ったリゾットを箸で食べることになったが・・・さて、次は何を作るかな。

三菱 デリカミニ Tプレミアム 4WD 主要諸元

●全長×全幅×全高:3395×1475×1830mm
●ホイールベース:2495mm
●車両重量:1060kg
●エンジン型式・種類:BR06型・直3DOHCターボ+モーター
●排気量:659cc
●エンジン最高出力:47kW(64ps)/5600rpm
●エンジン最大トルク:100Nm/2400-4000rpm
●モーター最高出力:2.0kW(2.7ps)/1200rpm
●モーター最大トルク:40Nm/100rpm
●トランスミッション:CVT
●WLTCモード燃費:17.5km/L
●タイヤサイズ:165/60R15
●車両価格:223万8500円

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