233kW／400Nmを発生する2Lガソリンターボエンジンを搭載
X1は、BMWのプレミアム スモールコンパクトSAV（スポーツ アクティビティ ビークル：BMWではSUVをこう呼ぶ）だ。初代は2009年に発表（日本仕様は2010年に発売）され、現行型は2023年に発表された3代目にあたる。現行型X1の日本仕様は2Lのガソリンターボとディーゼルターボ、および電気自動車のiX1がラインナップされているが、今回、初のMパフォーマンスモデル「X1 M35i xドライブ」が追加設定された。
X1初のＭパフォーマンスモデルとなる、「X1 M35i xドライブ」。
このモデルは、BMW M社が開発する、本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンスモデルだ。最高出力233kW（317ps）／5750-6500rpm、最大トルク400Nm（40.8kgm）／2000-4500rpmを発生する、高効率な2.0L 直4 ガソリンターボエンジンを搭載。左のパドルシフトを1秒間引くことで、すべてのパワートレーンとシャシ システムを最もスポーティな設定に切り替えられるMスポーツブースト機能付き7速DCT、4WDシステムのxドライブ、フロントアクスルに組み込まれた機械式LSD、アダプティブMサスペンションなどを組み合わせる。ダイナミックな走りとともに、Mパフォーマンスモデルにふさわしい「駆けぬける歓び」を提供している。
写真は本国仕様。日本仕様は右ハンドルとなる。
また、優れたパフォーマンス特性のみならず、独特のデザインによっても、Mパフォーマンスモデルであることを主張している。Mロゴ付きの垂直な二重バー装備のBMW Mキドニーグリル、黒色仕上げのMエクステリアミラーキャップ、4本出しのテールパイプ、19インチMアロイホィール、Mドアシルトリム、Mペダル、パドルシフト付きMレザー ステアリングホィール、照明付きMスポーツシートなどの採用により、他のX1モデルとは、明らかに一線を画している。
車両価格（税込）は、786万円。これでX1のラインナップは、X1 xドライブ20i xライン／Ｍスポーツ（586万円）からiX1 xドライブ30 xライン／Ｍスポーツ（698万円）までの従来グレードを含めて、全7グレードとなった。なお、全グレードともハンドル位置は右のみとなっている。
4本出しのテールパイプやエアロパーツで武装してエクステリアの迫力を増している。
BMW X1 M35i xドライブ（欧州仕様） 主要諸元
●全長×全幅×全高：4505×1845×1622mm
●エンジン：直4 DOHCターボ
●総排気量：1998cc
●最高出力：233kW（317ps）／5750-6500rpm
●最大トルク：400Nm（40.8kgm）／2000-4500rpm
●トランスミッション：7速DCT
●駆動方式：フロント横置き4WD
●燃料：プレミアム
●0→100km／h加速：5.4秒
●車両価格（税込）：786万円
