2022年11月に発表され、同年12月からガソリン車を、2023年4月からはe-POWER車を発売した、日産のミドルクラス ミニバン「セレナ」。e-POWER車も発売されてから半年を迎えるが、その人気動向などを実際のセールスデータから探ってみたい。

プロパイロット 2.0のオプション設定も、ぜひ!

画像: プロパイロット2.0によるハンズフリー運転のイメージ。

プロパイロット2.0によるハンズフリー運転のイメージ。

人気のメーカーオプションは、

1位:アラウンドビューモニター<96.7%>
2位:メーカーオプションナビ<79.0%>
3位:1500W電源<18.9%>
※Xグレードでは選べないオプションもあるので、数値はXグレードを除いた集計

やはりミニバンというボディ形状とサイズを考えて、アラウンドビューモニターを必需品と考えるオーナーは多いようだ(ルキシオンには標準装備)。また、e-POWER車のみ装着できる、ハイブリッド車ならではの1500W電源はアウトドアでセレナを活用するオーナーには重宝するのだろう。

そんなセレナの購買層だが、やはりミニバンということもあり、ファミリー世代である30代〜40代がオーナーの約60%を占めている。

実際に購入してからの印象としては、車内全体の広さ、視界の良さなどが評価されている。また、走りの燃費を重視するオーナーはe-POWER車を、安全性や先進装備を重視するオーナーは、このグレードにしか設定されていないプロパイロット 2.0を搭載したルキシオンを選んでいるようだ。(他のグレードではプロパイロットはオプション設定)

このプロパイロット 2.0を搭載したセレナ ルキシオンを試乗する機会を得たが、高速道路ではハンズフリーの運転(ミニバンでは世界初)が可能になり、車線変更もアシストしてくれる。アダプティブクルーズコントロールによる車線内での動きも安定しており、きわめてリラックスしてロングツーリングも楽しめる。コストの問題などもあるだろうが、人気グレードのハイウェイスターにもオプションでいいからプロパイロット 2.0を設定して欲しいところだ。

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画像2: Rakuten Car
Rakuten Car

また、e-POWER車には2WD(FF)しか設定されていない。ノートのe-POWER車には4WDが設定されているし、積雪地域や山間部のオーナー予備軍からは4WDが期待されている。日産 e-POWERプロジェクトマネージメントグループのパワートレイン主査である倉石竜雄氏に尋ねてみると、「ミニバンというシートアレンジなどを考えると、4WD化はなかなか難しいのですが・・・」と語ってくれたが、開発は進んでいるようだ。期待しておこう。(文:篠原政明)

画像: 車内全体の広さ、視界の良さなども評価されている。

車内全体の広さ、視界の良さなども評価されている。

日産 セレナ e-POWER ハイウェイスターV 主要諸元

●全長×全幅×全高:4765×1715×1870mm
●ホイールベース:2870mm
●車両重量:1810kg
●エンジン:直3 DOHC+モーター
●総排気量:1433cc
●最高出力:72kW(98ps)/5600rpm
●最大トルク:123Nm(12.5kgm)/5600rpm
●モーター最高出力:120kW(163ps)
●モーター最大トルク:315Nm(32.1kgm)
●トランスミッション:-
●駆動方式:FWD
●燃料・タンク容量:レギュラー・52L
●WLTCモード燃費:19.3km/L
●タイヤサイズ:205/65R16
●車両価格(税込):368万6100円

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