2023年秋、欧州市場でステランティスグループのシトロエンが人気モデル「C3」をフルモデルチェンジ、コンパクトクロスオーバーEVとして新型「E-C3」を発表して大きな話題となったが、その2週間後にはプジョーが電気自動車「E-リフター」のフロントマスクを一新して登場させている。このふたつのモデルの日本導入予定や時期は明らかになっていないが、ステランティスグループの電動化の動きはここにきて大きく加速しているようだ。
プジョーリフターのフェイスリフトも「E-リフター」から
2023年11月6日(現地時間)には、同じステランティスグループのプジョーがフェイスリフトされた新型「E-リフター」を公開した。この後、リフターシリーズがフェイスリフトされることになるのだろうが、まず「E-リフター」から登場したのは興味深い。
リフターのEV(電気自動車)である「E-リフター」は欧州で2021年に登場(日本未導入)。改良型のE-リフターはこちらもブランドの新しいデザイン言語を導入し、エクステリアには新しいデザインのラジエターグリル、フロントバンパー デザイン、ブランドの象徴的な3つの爪のライト シグネチャが加えられている。
インテリアもiコックピットをベースとして、センターに10インチの高解像度タッチスクリーンを備え、ステアリングホイールもコンパクトなものに変更されている。
パワーユニットは136psのモーターをフロントに搭載。航続距離はWLTPモードで320kmに向上している。なおE-リフターは、標準ボディとロングボディの両方に設定される。
プジョーは2025年までにEV市場のトップブランドになることを目標にしているが、今回登場した改良新型E-リフターはその目標達成のための重要なモデルに位置づけられている。