2023年12月7日、スズキはワゴンRの累計国内販売台数が500万台を突破したと発表しました。1993年9月の初代発売以来、30年3カ月目で達成しました。スズキのクルマ(4輪車)で、国内累計販売500万台を達成したモデルはワゴンRのほかにはアルトがあります。こちらは37年8カ月目で達成しています。そんなワゴンRを振り返ってみましょう。

メカニズム面に注目点が多い3代目ワゴンR(2003年9月)

画像: 外観はやや初代に近い印象になり、先代までターボ車にあったボンネットのエアインテークはなくなりました。

外観はやや初代に近い印象になり、先代までターボ車にあったボンネットのエアインテークはなくなりました。

2003年9月、3代目へとスイッチします。こちらのボディは2台目よりもやや角ばったスタイルに変更されました。プラットフォームは新規のものに変更されたほか、フロントサスペンションはスバルとの共同開発されたものを採用し、直噴ターボエンジンを軽自動車としては初めて搭載するなど、メカニカルな面において注目点が多いモデルでした。またその後のワゴンRにおいて人気グレードとなる「スティングレー」が設定されたのもこの3代目でした。なお、この3代目の販売中だった2003年12月は国内累計販売台数200万台を、2008年6月には国内累計販売台数300万台を達成しています。

乗り心地、使い勝手ともに進化した4代目ワゴンR(2008年9月)

画像: 角ばった3代目から一転、一気にスタイリッシュになエクステリアに。この傾向は5代目にも引き継がれます。

角ばった3代目から一転、一気にスタイリッシュになエクステリアに。この傾向は5代目にも引き継がれます。

2008年9月、4代目ワゴンRが登場します。この世代では目に見えてエクステリアデザインが変わりました。とくにヘッドライトを中心にフロントマスクはスタイリッシュなデザインに変更されました。インテリアでは、3代目までのシフトレバーはコラムシフトだったのに対して、4代目ではインパネシフトを採用した点が大きな変更点です。走行関連では、14インチタイヤを採用して乗り心地と走行性能を高めたほか、CVT車には電子制御スロットルを採用していました。2008年11月には2009年次RJCカーオブザイヤーを受賞しています。

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