昨年型よりもさらに進化したGRダカールハイラックスEVO T1U
2024年シーズンに向けて開発された新型「GRダカールハイラックスEVO T1U」は、2023年シーズンを通してコンスタントに開発が進められ、昨年型よりも100mmワイドになり、サスペンション、エアコンユニット、冷却パッケージなど各所に改良が施されている。
また2024年仕様よりレプソル社と提携して新開発のバイオ燃料を使用するのも大きな話題。2026年目標を大幅に前倒しして実戦で使用することで、持続可能な未来とダカールの将来を見据えたプロジェクトを推進していく。
■GRダカールハイラックスEVO T1U(2024年 車両仕様)主要諸元
●全長×全幅×全高:4810×2300×1890mm
●ホイールベース:3140mm
●車重:2010kg,FIA規定最低重量(ドライウェイト)
●エンジン:3.5L V6ツインターボ 市販仕様(ランドクルーザー300に搭載)
●コントロール規則:FIA規定パワーカーブによるブースト制限
●最大出力:264 kW /5300 rpm
●最大トルク:620Nm
●エンジンマネージメント:モーテック
●トランスミッション:Sadev製6速シーケンシャル
●ディファレンシャル:前後及び中央全てLSD
●クラッチ:セラミックツインプレート 直径215mm
●フレーム構造:チューブラーフレーム
●サスペンション:ダブルウィッシュボーン、ストローク350mm
●ホイール:Evo Course 17インチ
●タイヤ:BFグッドリッチ 37インチ
●燃料タンク:FT3安全セル 540L
ダカールラリー2024は1月5日に、サウジアラビア北西部アルウラ市街地近郊のプロローグランでスタート。その後、ラリ−は東へ向かい、アラビア半島南部のルブアルハリ砂漠などタフな前半6ステージにチャレンジ。この後、サウジアラビアの首都であるリヤドでの休息日(1月13日)をはさんで、サウジアラビア北部を舞台にさらに6つのステージで構成される後半戦を戦い、1月19日にサウジアラビア西部の港町ヤンブーでゴールを迎える。