2023年12月14日、トヨタは世界ラリー選手権(WRC)の2024年参戦体制を発表した。今シーズン、23歳で最年少連続チャンピオンを獲得したカッレ・ロバンペラは出場イベントを限定して、セバスチャン・オジェとGR ヤリスのシートをシェアすることになった。

11月の最終戦ラリー・ジャパンまで全13戦11カ月の長い戦い

WRCの2024年シーズンは開幕戦ラリー・モンテカルロから11月のラリー・ジャパンまで、全13戦でチャンピオンの座をかけた激戦が繰り広げられる。

注目は第7戦 ラリー・ポーランドの復活と、第8戦ラリー・ ラトビアの新規開催だろう。ともにグラベルラリーとしての開催で、第4戦クロアチア・ラリーから第12戦ラリー・チリまでグラベルラリーが続くことになる。ここがひとつの勝負のポイントになるだろう。

ちなみに、ポーランドと ラトビアにかわって、メキシコとエストニアがカレンダーから外れることになった。

■WRC世界ラリー選手権 2024年カレンダー

第1戦 モンテカルロ 1月25-28日
第2戦 スウェーデン 2月15-18日
第3戦 サファリ ケニア 3月28-31日
第4戦 クロアチア 4月18-21日
第5戦 ポルトガル 5月9-12日
第6戦 サルディニア イタリア 5月30-6月2日
第7戦 ポーランド 6月27-30日
第8戦 ラトビア 7月18-21日
第9戦 フィンランド8月1-4日
第10戦 アクロポリス ギリシャ 9月5-8日
第11戦 チリ - 9月26日-29日
第12戦 中央ヨーロッパ 10月31-11月3日
第13戦 日本 11月21-24日

画像: 2024年も最終戦として開催されることになったラリー・ジャパン。

2024年も最終戦として開催されることになったラリー・ジャパン。

なお2024年よりポイントシステムが変更され、土曜日終了時点までの総合順位に応じて首位から10位までに18-15-13-10-8-6-4-3-2-1点与えられ、日曜日成績上位7名に7-6-5-4-3-2-1点が与えられることになった。また、パワーステージは変更なく、上位5名のドライバーに5〜1点のボーナスポイントが与えられる。

これにより土曜日までに大きな差をつけていても日曜日にペースを落とすことができなくなり、また土曜日までにトラブルなどで順位を落としても、日曜日にパワーステージのボーナスポイントを含め最大12ポイントを稼ぐことが可能となった。

フルポイントで1イベント最大30ポイントを獲得することができるのは従来と変わらない。

最後に、2023年のドライバーズランキング、マニュファクチャラーズランキングを紹介しよう。

【参考】2023年ドライバーズランキング(最終結果)

1位 K.ロバンペラ(トヨタ)250
2位 E.エバンス(トヨタ)216
3位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ)189
4位 O.タナック(Mスポーツ フォード)174
5位 S.オジェ(トヨタ)133
6位 E.ラッピ(ヒョンデ)113
7位 勝田貴元(トヨタ)101

【参考】2023年 WRCマニュファクチャラーズランキング(最終結果)

1位 トヨタ 548
2位 ヒョンデ 432
3位 Mスポーツ フォード 287

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