2024年1月12日、ケータハムカーズ・ジャパン(エスシーアイ株式会社)は東京オートサロン2024にて、3車種の新型車をを日本で初公開しました。今回は、その中からケーターハム プロジェクトVをご紹介していきます。

BEVとして企画、設計されたライトウエイトスポーツカー

画像: スタイルは純然たる2シータースポーツカーだが、実はフロント 2+リア 1の 3シーターだ。

スタイルは純然たる2シータースポーツカーだが、実はフロント 2+リア 1の 3シーターだ。

「プロジェクトV」は純粋な電気自動車(BEV)のスポーツカーと設計されたモデルで、チーフデザイナーであるアンソニー・ジャナレリ氏のアイデアをイタルデザインが具現化したモデルです。2023年7月に英国で開催されたイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でワールドプレミアされました。

プジョジェクトVの特徴は、シンプルさと軽量なことです。BEVは重くなりがちですが、プロジェクトVはカーボンファイバーとアルミニウムの複合ボディ&シャシを採用し、1モーターに割り切ることで、車両重量1190kg(2+1シートレイアウト・開発目標値)に抑えることに成功しています。

画像: BEVならではのレイアウトの自由度の高さを活かして、理想的な重量バランスを実現。

BEVならではのレイアウトの自由度の高さを活かして、理想的な重量バランスを実現。

パワーユニットはリアアクスルにマウントされたモーターで、最高出力272ps発生。軽量化とパワフルなモーターにより、0→100km/h加速タイムは4.5秒未満、最高速度は230km/hに達します。また、駆動用バッテリー(USOCリチウムイオンバッテリーパック)の総電力量は55kWhと小ぶりですが、これも軽量化に寄与していることでしょう。その一方で、一充電航続距離は400km(WLTPモード)を実現。さらに150kWのDC急速充電器を使用した場合、15分で20〜80%の充電が可能と実用面においても十分な性能を持っています。

そんなケータハム プロジェクトVの主要諸元は以下のとおりです。

ケータハム プロジェクトV 主要諸元

●全長×全幅×全高   4255×1893×1226mm
●ホイールベース    2581mm
●車両重量      1190kg(乾燥重量)
●パワーユニット   モーター1基
●最高出力      200kW(272ps)
●0→100km/h加速  4.5秒未満   
●バッテリー・総電力量 リチウムイオン・55kWh
●一充電航続距離   400km(目標値)
●駆動レイアウト   RWD
●サスペンション   フロント:ダブルウィッシュボーン/リア:ダブルウィッシュボーン
●タイヤサイズ    フロント:235/35R19/リア:285/30R20

なお、プロジェクトVの市場投入時期は2025年後半から2026年前半としており、スターティングプライスは8万ポンド未満(2023年1月12時点のレート換算で約1580万円)を目指しているとのことです。

This article is a sponsored article by
''.