トヨタ自動車は、ヤリスとヤリス クロスに一部改良を施し、2024年1月17日に発売を開始した。それぞれに個性をより際立たせる方向で、ブラッシュアップされている。
躍動感と洗練、力強さと利便性をそれぞれに磨く
ベーシックコンパクトとコンパクトSUV、それぞれのジャンルで人気を博すヤリスとヤリスクロスが、持ち前の特長をより際立たせる一部改良を受けた。
もともとインパクトの強いヤリスのフロントマスクに、未来的なテイストのフロントグリルが採用された。
ヤリスは躍動感と洗練された存在感を狙って、ラジエーターグリルを変更。Zグレードのシート表皮には、上質な合成皮革＋ツィード調ファブリックを採用している。
こちらは正統派のマッシブ感を、アッパーグリルの変更だけで巧みに演出している。ー
一方のヤリス クロスは、アッパーグリルのパターンをよりSUVらしい力強いデザインに変更（除く、GR SPORT）している。使いやすさという点では、コンソールボックス付フロントソフトアームレストを一部グレードに採用した。
KINTO専用 Uグレードを新たに設定
ほかに共通の変更点としては、7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイをメーター部に標準装備（除く、ヤリスX、U）するとともに、最新のディスプレイオーディオを搭載。
コネクティッドナビを5年間標準付帯、Xグレードにはナビレディパッケージを設定するなどの、バリューアップも図られている。
注目すべきもうひとつのポイントは、最新のToyota Safety Senseを搭載していることだろう。プリクラッシュセーフティの検出対象範囲が拡大され、交差点での出会い頭時の車両や自動二輪車にも対応できるようになった。
もうひとつ、予算少な目で具体的に購入を考えているのなら、サブスクリプションサービス「KINTOUnlimited」の新グレードもお勧めだ。シリーズ第2弾として、ヤリス、ヤリス クロスにUグレードが設定されている。これはハードウエア・ソフトウエア両面のアップグレードに対応するほか、コネクティッドを活用した体験を提供してくれる。
メーカー希望小売価格（消費税込み）は、ヤリスが150万0000円～269万4000円、ヤリス クロスが197万7000円～315万6000円となる。
