2023年、さまざまな魅力的な輸入ニューモデルが登場した。そして2024年はどんなモデルが我々の前に現れるのだろうか。今回は2023年に登場したラグジュアリー&ハイパフォーマンスSUVの最新車種を、3部に分けてご紹介する。第3部はメルセデス・ベンツほか、個性際立つ老舗ブランドたちが選んだ新しい道を探る。(Mortor Magazine 2024年2月号より)

英仏伊ブランドも注目のSUVをリリース

アルファロメオは初のSUVであるステルヴィオを2017年にリリースしたのに続いて2022年にはトナーレを市場投入。さらに2024年4月には新規のSUVであるミラノがワールドプレミアとなる。同車は初のBEVであり、同ブランドが2027年に全車BEV化する先駆けとなる。

画像: アルファロメオの新しいアイコンである3連のシグネチャーランプを採り入れた。

アルファロメオの新しいアイコンである3連のシグネチャーランプを採り入れた。

旧PSA系の各ブランドはB・CセグメントはBEVを、C・DセグメントはPHEVを用意していてDS7にも後者がある。電動化に余念がないが、エンジン車も用意しているのが良心的だ。

SUVの王者ともいえるランドローバーは、ラグジュアリーのレンジローバー、デュアルパーパスのディフェンダー、レジャーのディスカバリーとブランドの性格を明確にしていく方針。誰もが憧れるレンジローバーは素晴らしい出来映えだが、大型化と高価格化で、さらに手が届きにくくなってしまった。その代わりと言ってはなんだがディフェンダーは大人気でラインナップも拡充中だ。

ジャガーは、2025~2030年でBEV専売ブランドとなる方針でFペイスやEペイスはPHEVでしばらく生き残りつつ、IペイスをはじめとするBEVへバトンタッチしていくのだろう。(文:石井昌道)

画像: スポーツ性能と豪華さを兼ね備えたレンジローバー スポーツ。

スポーツ性能と豪華さを兼ね備えたレンジローバー スポーツ。

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