トヨタ勢を撃破、ヌーヴィルが逆転勝利

タナックと勝田の脱落で、優勝争いはトヨタのエバンスとオジェ、ヒョンデのヌーヴィルの三つ巴に。

画像: WRC開幕戦ラリー・モンテカルロを制したティエリー・ヌーヴィル(右)と、コドライバーのマーティン・ヴィーダガ。フルポイントの30点を獲得した。

WRC開幕戦ラリー・モンテカルロを制したティエリー・ヌーヴィル(右)と、コドライバーのマーティン・ヴィーダガ。フルポイントの30点を獲得した。

序盤をリードしたのはトヨタで、恒例の木曜日のナイトステージ2SSでエバンスが首位に立ち、ここがホームラリーとなるオジェも金曜日にペースアップして、トヨタが1-2体制を築き上げる。

しかし土曜日になると、金曜日のSS4でスピンを喫して3番手に留まっていたヌーヴィルが見違えるようなスピードを見せた。SS9でベストタイムを叩き出して2番手に浮上すると、続くSS10ではハイブリッドトラブルもあってペースの上がらなかったエバンスをかわして首位に浮上。午後に一旦はオジェに逆転を許したものの、土曜日最終ステージとなるSS14で再びオジェを4.1秒も引き離すベストタイムを出して首位を奪回した。

ヒョンデのヌーヴィルは、日曜日のオープニングとなるSS15でも再びオジェに4.7秒差をつけるベストを出して、モンテ9勝を誇るマイスターの逆転への意欲を喪失させた。

ヌーヴィルは続くSS16でもベスト、最終パワーステージでもトヨタ勢を撃破するベストタイムで、2020年以来のモンテカルロ勝利を確定した。

ヌーヴィルは今シーズンの新ポイントシステムである木〜土、日(スーパーサンデー)、パワーステージの3つの得点機でもすべて1位となり、フルポイントの30点を獲得。悲願の初タイトルに向け会心のスタートとなった。

画像: 最終日の追い上げならず、16.1差で2位に終わったトヨタのセバスチャン・オジェ。GRヤリスは今年仕様の新しいカラーリングで登場した。

最終日の追い上げならず、16.1差で2位に終わったトヨタのセバスチャン・オジェ。GRヤリスは今年仕様の新しいカラーリングで登場した。

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