2024年3月2日(現地時間)、F1世界選手権開幕戦バーレーンGPが開催され、角田裕毅(RB)は序盤トップ10内で走行していたものの、ピットストップで順位を落とし、惜しくも14位に終わった。チームは昨年のスクーデリア・アルファタウリから名称を「Visa Cash App RB Formula One Team(RB)」を改めて飛躍を期しているが、チームとしてもポイント獲得はならなかった。

速さでは十分にトップ10を狙えるパフォーマンスを発揮

角田裕毅の開幕戦は、ポイント獲得が見えていただけに、なんとも悔しい結果となった。

画像: レース序盤は10番手で走行していたが、ピットストップのたびに順位を落とす展開に苦しめられた。

レース序盤は10番手で走行していたが、ピットストップのたびに順位を落とす展開に苦しめられた。

角田は11番グリッドからソフトタイヤで決勝レースをスタートし、オープニングラップで10番手に順位を上げたものの、タイヤ交換を遅らせたため、14周目の1回目のピットストップで13番手に後退。それでも17周目には11番手、28周目には再び10番手に上がったが、2回目のピットストップでもライバルにアンダーカットを許して、15番手までドロップしてしまった。

さらにレース終盤には、13番手まで徐々に順位を上げる中、ソフトタイヤを履くチームメイトのダニエル・リカルドにポジションを譲るようにチームから指示を受ける。チームとしてはハードタイヤの角田よりも、ソフトタイヤのリカルドに大きな可能性があると判断したのだろうが、結局、リカルドも前車をオーバーテイクすることができず、リカルドが13位、角田は14位という結果となった。

レース後、角田は「レース中盤ぐらいまではポイント圏内で順調でしたが、レースが進むにつれていくつかのポジションを失い、最終段階ではライバルを追い抜くのに苦労しました。 良いパフォーマンスも発揮できましたが、レースからすべてを引き出すことができませんでした。戦略面でもっとうまくやれることがあったなら、それを見直して、サウジアラビアで改善していきます」と語っている。

レース中盤のピットストップで順位を失う場面が多かったのは今後への課題として残るが、アストンマーティンに迫る、中団グループの先頭の速さを見せたRBに期待が高まる。

■角田裕毅(RB)2024年F1開幕戦バーレーンGP

フリー走行1回目:4位
フリー走行2回目:15位
フリー走行3回目:13位
予選:11位
決勝:14位 1周遅れ

画像: バーレーンGPのタイヤ戦略。角田は14周目にソフトからハード、34周目にハードからハードにスイッチした。

バーレーンGPのタイヤ戦略。角田は14周目にソフトからハード、34周目にハードからハードにスイッチした。

2024年F1開幕戦バーレーンGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 57周
2位 11 S.ペレス(レッドブル) )+22.457s
3位 55 C.サインツ(フェラーリ)+25.110s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+39.669s 
5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+46.788s
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+48.458s
7位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+50.324s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+56.082s
9位 14 F.アロンソ(アストンマーティン) +74.887s
10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+93.216s
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13位 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT) +1L
14位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+1L
ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)

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