2024年3月14日、本田技研工業(ホンダ)は2024年春にマイナーチェンジを予定しているコンパクトSUV「ヴェゼル」に関する情報をウェブサイトで先行公開した。新型ヴェゼルはどう進化しているのだろうか。

フロントマスクを刷新、アウトドア志向の新仕様も設定

ホンダ ヴェゼルはクーぺライクなデザインが人気のコンパクトSUV。フィットをベースに、2013年12月に登場した初代は、45万台の国内販売を記録したベストセラーモデルとなった。

現行は2021年4月にデビューした2代目で、先代からコンパクトなボディサイズや多彩なシートアレンジを継承しながら、より力強く美しいプロポーションのエクステリアに進化し、さらに人気を高めている。

ただ、ボディサイズがほぼ同じコンパクトSUV「WR-V」がFF仕様のエントリーモデルとして登場したことで、ややそのポジションニングがわかりにくくなってきている。

今回のマイナーモデルチェンジでは、こうしたこともふまえて、フロントデザインを一新。「EXPAND YOUR LIFE(エクスパンド ユア ライフ)」をグランドコンセプトに、フロントグリルやフロントバンパーなどに変更を加えて、より存在感のあるデザインとし、さらに「センタータンクレイアウト」による広々とした室内空間やハイブリッド車ならではの力強い走り、静粛性にも磨きがかけられた。

また、このマイナーチェンジを機に、アウトドアテイストを盛り込んだ「e:HEV X HuNT(ハント)パッケージ」を新たに設定。このパッケージはエクステリアに専用のルーフレールやアルミホイール、フロントロアガーニッシュを採用し、専用カラーのインテリアとともに、都市部のみならずアウトドアにも似合うものとなっている。

さらに「e:HEV Z」には新たに「e:HEV Z PLaYパッケージ」をラインナップ。「PLaYパッケージ」では、FFに加えて4WDも選択できるほか、パノラマルーフも選択可能となる。

画像: フロントマスクを刷新、アウトドア志向の新仕様も設定

「e:HEV」のエネルギーマネジメントをアップデート

マイナーチェンジされた新型ヴェゼルでは、メカニズム面でも進化が見られる。

その大きなポイントは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」のエネルギーマネジメントの制御をアップデートさせたこと。これにより、街乗り走行中のエンジン音をさらに低減するとともに、ドライバー操作に対する応答性を向上させた。

 

また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームの3機能が追加される。

今回のマイナーモデルチェンジの正式発表は2024年春を予定しており、詳細なスペックや車両価格はまだ明らかになっていない。

※タイトルと記事内容の一部を修正しました。

画像: 「e:HEV」のエネルギーマネジメントをアップデート

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