ABODA GALAGEとレストモッド車両の概容
そういえばもうひとつ、購入するに当たって気になることがありました。走行距離はどうなるんでしょうか?
結論から言えば、生産工場を出る時には実質「ゼロkm」です。もちろん輸送時や日本での動作柵人などが行われるので、ある程度の走行がプラスされます。
とはいえ現代によみがえった60’sの名車はもはや旧車のレベルを超え、中古車ですらなく、現代に蘇った新車じゃん!っていう感じですね。
そう、やっぱりABODA GARAGEのSLたちもまた、過去から現代に向けての魅力的な「転生」にほかならず。絶対性能を追求するのは野暮ってもんですが、所有する悦びに関しては間違いなく「チート級」なのでした。(写真:井上雅行)
【ABODA GARAGEについて】
経営母体となる株式会社「ABODA LIFE」は、ホテル、住宅、アートなどの事業を「スマートラグジュアリー」というコンセプトのもと、展開している企業体です。「ABODA GARAGE」は、その新事業として設立されました。代表取締役の髙島郁夫氏は、インテリア・雑貨類の販売を手掛けるブランド株式会社「Francfranc」の創業者。「世の中にない新しいモノやコトを生み出し、誰も見たことのない景色を創りたい」という思いを抱きながら、多彩な事業に取り組んでいるそうです。(公式HP https://www.abodagarage.com/)
【190SL ロードスターについて】
1955年から1963年まで発売されていた、オープン2シータースポーツカー。「Sport Leight(軽量なスポーツカー)」を略したその名前のとおり、美しいスタイルと優れた走行性能によって、人気を博しました。エンジンは1.9Lの直列4気筒で、最高出力は105hp、0→100km/h加速は14秒、最高速度は170km/hを謳います。
【280SL パゴダについて】
190SLの後を継いで登場したのは230SLでした。凹状に湾曲したハードトップに由来する「パゴダ」シリーズと呼ばれる第二世代のラインナップに、途中から追加設定されたトップグレードが280SLです。エンジンは2.8L直列6気筒で、最高出力は170HPに達していました。最高速度は200km/hを謳い、0→100km/hをわずか9秒で駆け抜けます。