マツダは、時代の変化に適合し、健康で安全なモータースポーツ活動の活性化を目的とした2024年度の参加型モータースポーツ活動の計画を発表した。
マツダ車ユーザーと「共に挑む」プログラムも積極的に推進
マツダのモータースポーツと言えば、1991年のル・マン24時間レースで日本車初の総合優勝を思い出す人も多いだろう。ロータリーエンジンを搭載したマツダ787Bの勇姿は、今もなお色あせることはない。
そんなマツダだが、最近ではこうしたワークス活動ではなく、「ロードスター・パーティレースⅢ」や「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」など、参加型の草の根(グラスルーツ)モータースポーツの協賛に力を注いでいる。
また、2023年度から開始した「倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGチャレンジプログラム」の「スーパー耐久レースへの道」、「バーチャルからリアルへの道」など、マツダ車ユーザーと「共に挑む」プログラムも積極的に推進している。
マツダは、「人が本来持っている能力や感性を呼び覚ますためにはクルマがどうあるべきか」を真剣に考え、人を深く研究し、ストレスや不安を取り除くことで、人が気持ち良く安全に最大のパフォーマンスが発揮でき、ドライバーや同乗者が快適に移動することの愉しみを感じらえる、「人を中心に置いたクルマづくり」を一貫して行ってきた。
マツダでは、こうした考え方で作られたクルマを使い、ユーザー自身が所有するクルマで参加できる参加型モータースポーツの取り組みを推進してきた。
クルマ本来の操る愉しさをモータースポーツで体験する機会を増やし個々人の技量に応じて運転技術を高め、安全意識とスポーツマンシップを醸成することを通じ、安全なクルマ社会の発展に貢献する。