世界初のこのシステムを開発したニチコンから、「V2Hシステム」及び今春に発売される第3世代モデル「EVパワー・ステーション® VSG3シリーズ」について話を伺った。(『Motor Magazine』2024年5月号より)
操作はスマートフォンで。オプションのパワーコンディショナで太陽光発電の活用も可能に
── 操作はどのように行うのでしょうか。
ニチコン スマートフォンの専用アプリか別売の室内リモコンで、V2Hシステムや蓄電池(別途必要)も操作できます。スマートフォンで運転モード設定や充放電時間帯設定などの操作、稼働状態や履歴も確認できるので大変便利です。EVで遠出する前日にはEV充電を優先、台風が来る前日には蓄電池の充電を優先する、といったフレキシブルな設定も可能です。
── 「発展型太陽光パワーコンディショナ(V2H 連携型ハイブリッド蓄電システム)ESS-E1
シリーズ」についてもお聞かせください。
ニチコン 今回、V2Hシステムと同時に「発展型太陽光パワーコンディショナ(V2H 連携型ハイブリッド蓄電システム)ESS-E1」も開発しました。自宅の太陽光でつくった電気を、効率よくEV(や蓄電池ユニット)に蓄えて使えるシステムで、太陽光パネルを既に設置している(または設置予定の)お住まいに大変おすすめです。
20kgという軽量のパワーコンディショナと、2種類の蓄電池ユニットを用意しています。一般的な蓄電池ユニットより出力電力が大きく、停電時でも複数の家電を同時に使用でき、利便性が高くなります。
最初にパワーコンディショナを買って、後から蓄電池ユニットや、EVおよびV2Hシステムを購入しても使える便利なEVレディパワコンとして、新たなライフスタイルを提案しています。キーワードは「エネルギーの家産家消」です。
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