2023年4月5日、いよいよF1第4戦日本GPが鈴鹿サーキットで開幕する。前戦オーストラリアGPではレッドブルの連勝記録がストップ、丸2年、43戦連続完走を続けてきたマックス・フェルスタッペンのまさかのリタイアに不穏な空気が流れている。はたしてレッドブルの挽回はあるのか、それともシリーズは混戦模様となっていくのか、注目のグランプリが始まる。

7日日曜日、鈴鹿は雨?タイヤ戦略はどうなるのか 

日本GPが行われる鈴鹿サーキットは、世界的も珍しい8の字コース。ゆえに左右のコーナーがバランスよく配されるのが特徴で、130Rと200Rが続く複合のダンロップコーナー、デグナー、タイヤに負担がかかるスプーンカーブ、300km/hで通過する超高速の130Rコーナーなど、息の抜けない高速コーナーが多く、「走っていて楽しいサーキット」とドライバーからの人気も高い。ただし、決勝でのオーバーテイクが簡単なコースではなく、スターティンググリッドが重要となるため、例年予選から激しい戦いが展開される。

画像: 鈴鹿サーキットのコース図。全長5807mの中に、高速コーナーを配置。もっとも遅いコーナーはヘアピン。

鈴鹿サーキットのコース図。全長5807mの中に、高速コーナーを配置。もっとも遅いコーナーはヘアピン。

今年から開催時期が秋から春に変更されたのも大きなポイントで、気温、湿度、風向きなどがどう変わるのかも興味深い。また、決勝が行われる4月7日日曜日は雨模様という天気予報も出ており、金曜日からのスケジュールをどうこなして行くかも重要となる。

タイヤを供給するピレリは、日本GP開幕にあたって「今年の日本GPは初めて4月に開催されます。1994年4月17日にパシフィックGPが岡山・英田で開催されましたが、秋の鈴鹿よりも気温は高く、8℃から13℃でした。日本GPではサーキットの高レベルのグリップと摩耗性を考慮して、最も硬いコンパウンド、ハード=C1 、ミディアム=C2 、ソフト=C3 を供給します。タイヤが受けるストレスから、2ストップが一般的な戦略となりますが、気温が低い場合は1ストップ戦略も可能となるでしょう。季節が異なるのでそのまま参考にすることはできませんが、2023年のタイヤ戦略は今年と同じコンパウンドで、ミディアム→ミディアム→ハードの2ストップが勝利戦略となりました」と分析している。

画像: 今年の日本GPに向けて、ピレリタイヤが公開した分析データ。

今年の日本GPに向けて、ピレリタイヤが公開した分析データ。

さて2024年はどんなレースとなるのか。前戦で7位入賞を果たして好調な角田裕毅(RB)、フリー走行に参加することになった岩佐歩夢も要注目だ。F1第4戦日本GPは、4月5日金曜日11時30分からのフリー走行1回目で開幕、予選は4月6日15時、決勝は4月7日14時に開始される。

2024年F1第4戦日本GP タイムスケジュール

フリー走行1回目:4月5日11時30分〜12時30分
フリー走行2回目:4月5日15時〜16時
フリー走行3回目:4月6日11時30分〜12時30分
予選:4月6日15時〜16時
決勝(53周):4月7日14時〜

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