2024年4月25日、ホンダの人気コンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジが実施されました。3つのグレード設定、それぞれにお勧めのポイントあり。ということで、今回は新たに追加された注目のグレード「e:HEV X HuNTパッケージ(以下HuNT)」について詳しくご紹介します。
見た目だけじゃない、実用性を備えたインテリア
さて、インテリアに目を向けてみましょう。ひときわ目を引くのは、さまざまなカラーが織り込まれたシートでしょう。デニム・カーキ・グレージュの3色を使った合成皮革「プライムスムース」と、撥水・撥油加工が施されたファブリック「FABTECT(ファブテクト)」が組み合わされた、コンビシートを採用しています。
さらに、オレンジ色のステッチがそれらを繋ぐアレンジがまた、なんとも「オシャレ」。一方でしっかり機能性が確保されているので、アウトドアユースにもしっかり対応できるのは嬉しいポイントです。
リアシートもフロント同様に3色のプライムスムースとファブテクトが組み合わされています。アームレストも装備されていますので快適性はバッチリです。ただし、装備がXグレードに準拠しているため、後席用のエアコン送風口が装備されないのは玉に瑕ですね。
ちなみにヴェゼル HuNTの気になる価格はFFモデルが299万8600円、4WDモデルが321万8600円です。上級グレードのZがFFモデルで320万円に迫る価格であることを考えると、このオシャレな見た目、実用的なインテリアが装備されてFFモデルが300万円を切っているのはなんとも嬉しいところです。
価格も含めてHuNTは、さまざまな意味でセンスの良いカジュアルスポーティ感を感じさせてくれます。となると、同じホンダのラインナップでちょっと気になるのが弟分であるWR-Vの存在です。