2024年4月25日、ホンダの人気コンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジが実施されました。3つのグレード設定、それぞれにお勧めのポイントあり。ということで、今回は新たに追加された注目のグレード「e:HEV X HuNTパッケージ(以下HuNT)」について詳しくご紹介します。

見た目だけじゃない、実用性を備えたインテリア

さて、インテリアに目を向けてみましょう。ひときわ目を引くのは、さまざまなカラーが織り込まれたシートでしょう。デニム・カーキ・グレージュの3色を使った合成皮革「プライムスムース」と、撥水・撥油加工が施されたファブリック「FABTECT(ファブテクト)」が組み合わされた、コンビシートを採用しています。

画像: カーキ&ネイビーの専用インテリアカラーは、自然の風景に絶妙に溶け込むイメージ。北欧系の家具にも共通する「癒し系」の色味が心地よい。

カーキ&ネイビーの専用インテリアカラーは、自然の風景に絶妙に溶け込むイメージ。北欧系の家具にも共通する「癒し系」の色味が心地よい。

画像: 開放感あふれるコクピット。上下二段式のコンソールトレーなど使い勝手の良さは、すべてのヴェゼルに共通する魅力だ。

開放感あふれるコクピット。上下二段式のコンソールトレーなど使い勝手の良さは、すべてのヴェゼルに共通する魅力だ。

さらに、オレンジ色のステッチがそれらを繋ぐアレンジがまた、なんとも「オシャレ」。一方でしっかり機能性が確保されているので、アウトドアユースにもしっかり対応できるのは嬉しいポイントです。

リアシートもフロント同様に3色のプライムスムースとファブテクトが組み合わされています。アームレストも装備されていますので快適性はバッチリです。ただし、装備がXグレードに準拠しているため、後席用のエアコン送風口が装備されないのは玉に瑕ですね。

画像: プライムスムース×ファブリックのコンビネーションは上級のe:HEV Zと共通する装備で、ファッション性抜群。食べ物の油ジミ、油汚れに強い新シート素材「FABTECT」はHuNTのみに採用される。

プライムスムース×ファブリックのコンビネーションは上級のe:HEV Zと共通する装備で、ファッション性抜群。食べ物の油ジミ、油汚れに強い新シート素材「FABTECT」はHuNTのみに採用される。

画像: 個性的なオレンジステッチなど、カラーコーディネイトが独特の「楽しさ」を盛り上げてくれる。

個性的なオレンジステッチなど、カラーコーディネイトが独特の「楽しさ」を盛り上げてくれる。

ちなみにヴェゼル HuNTの気になる価格はFFモデルが299万8600円、4WDモデルが321万8600円です。上級グレードのZがFFモデルで320万円に迫る価格であることを考えると、このオシャレな見た目、実用的なインテリアが装備されてFFモデルが300万円を切っているのはなんとも嬉しいところです。

価格も含めてHuNTは、さまざまな意味でセンスの良いカジュアルスポーティ感を感じさせてくれます。となると、同じホンダのラインナップでちょっと気になるのが弟分であるWR-Vの存在です。

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