最新型のカロッツェリア「サイバーナビ」が生む「最高峰の高音質」を「音」として澱みなく再現するためには、「出口」となるスピーカーのポテンシャルにもこだわりたい。今回はそんな、「いい意味での我がまま」に応えてくれるスピーカーのアップグレードによって、音の「本質」を追求してみた。(文:会田 肇/写真:井上雅行)

DIYもOKだけど、プロショップに任せる安心感は絶大

さて、いよいよスピーカーの取り付けだ。お世話になったのは千葉県富里市に店舗を構える「オーディオファイル」さん。このお店は、カーオーディオのカスタムフィットを手掛ける、いわばカーオーディオの「プロショップ」。今回のようなスピーカー交換といった比較的簡単な取り付け作業では、その技量はフルに発揮できないかも・・・とは思いつつも、カーオーディオにおけるさまざまなアドバイスも期待して、お願いすることにした。

画像: プロショップによる作業でもっとも大きなメリットとなるのが、取り付け時に純正の状態を最大限キープしながら、複雑な配線を美しくまとめてもらえる「絶大な安心感」だろう。

プロショップによる作業でもっとも大きなメリットとなるのが、取り付け時に純正の状態を最大限キープしながら、複雑な配線を美しくまとめてもらえる「絶大な安心感」だろう。

取り付けに当たってまず問われたのが、スピーカーの接続方法だ。「サイバーナビ・AVIC-CQ912III-DC」には4chアンプが装備されているが、そのまま接続すれば出力は前後左右4つのスピーカーに振り分けられる。これは純正システムそのままの流れ。

もう一つは「ネットワークモード」と呼ばれるもので、サイバーナビのフロント出力にウーファースピーカーを、リア出力にトゥイータースピーカーを接続する方法だ。

つまり、ウーファーとトゥイーターを別々のアンプで駆動させ、帯域別に専用アンプが割り当てられる「マルチアンプ」とすることで、クリアな高域と力強い低域再生が可能となる。ただ、この接続方法ではフロント用にすべてのアンプが使われるため、リアスピーカーからは音が出力されなくなる。

画像: 装着をお願いしたのは、株式会社オーディオファイル。作業は同社代表の吉田 雅光さんが行ってくれた。千葉県富里市七栄121-1/TEL:0476-90-4660/公式HP:https://audiophile.co.jp/

装着をお願いしたのは、株式会社オーディオファイル。作業は同社代表の吉田 雅光さんが行ってくれた。千葉県富里市七栄121-1/TEL:0476-90-4660/公式HP:https://audiophile.co.jp/

そこでサイバーナビでは、外部アンプを接続することで、リアスピーカーやサブウーファーを組み合わせる本格的なシステムアップにも対応している。「サイバーナビ史上最高峰の高音質」を狙うには、ぜひともトライしたい方法だ。

とはいえ、今回の目的は、より手軽に音のアップグレードを図ること。フロントの純正スピーカーを「TS-C1730SII」に交換し、リアは純正のまま接続する一般的な方法を選ぶことにした。

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