タイヤに厳しく、小さなミスも許されない難しいラリー

地中海に浮かぶサルディニア島のステージはグラベル(未舗装路)。路面が目の細かい砂に覆われているのが特徴で、ドライならば出走順が早いドライバーは不利な滑りやすいコンディションでの走行を強いられる一方で、同じステージを2回走行する「再走ステージ」では砂が履けて岩盤が露出してタイヤに大きなダメージを与える。加えて、気温が30度前後に達する年も多く、タイヤに厳しいラリーとして知られている。

画像: 昨年2023年ラリー・イタリア サルディニアの表彰台。ティエリー・ヌーヴィル(ヒョンデ)がヒョンデ同士の争いを制した。

昨年2023年ラリー・イタリア サルディニアの表彰台。ティエリー・ヌーヴィル(ヒョンデ)がヒョンデ同士の争いを制した。

ステージは全体的に高速でありながら道幅が狭いセクションが多く、木や大きな岩が路肩に迫るコーナーも多いため小さなミスも許されない。

昨年のラリー・イタリア サルディニアではヒョンデのティエリー・ヌーヴィルが優勝。2位にもエサペッカ・ラッピが入り、ヒョンデの1-2フィニッシュとなった。トヨタ勢は不安定な天候の中、ウォータースプラッシュの罠に嵌り失速。カッレ・ロバンペラがなんとか3位に入った。

【参考】2023年 WRC第6戦ラリー・イタリア サルディニア 結果

1位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20 N ラリー1)3h40m01.4s
2位:E.ラッピ(ヒョンデ i20 N ラリー1)+33.0s
3位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m55.3s
4位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)+5m20.5s
5位:A.ミケルセン(シュコダ ファビア RS ラリー2) +9m33.3s
6位:T.スニネン(ヒョンデ i20 N ラリー1)+11m48.9s
7位:K.カエタノビッチ(シュコダ ファビアRS ラリー2)+12m46.1s
8位:Y.ロッセル(シトロエン C3 ラリー2)+12m53.5s
9位:M.マルチェク(シュコダ ファビア RS ラリー2)+15m33.8s
10位:E.エリック・カイス(シュコダ ファビア RS ラリー2)+16m49.4s
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40位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1h10m11.0s

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