新しい開催フォーマットは戦いにどう影響するか

今年のラリー・イタリア サルディニアは、サービスパークが昨年のオルビアから、島北西部の古都アルゲーロに移動。大会期間を圧縮した新しいフォーマットにより、シェイクダウンは通常の木曜日午前中よりも一日遅い、5月31日の金曜日午前中に行われる。

画像: ラリー・イタリア サルディニアのステージマップ。今年は大会期間を圧縮した新しいコンパクトなフォーマットで行われる。3日間ミッドデイサービスの設定はない。

ラリー・イタリア サルディニアのステージマップ。今年は大会期間を圧縮した新しいコンパクトなフォーマットで行われる。3日間ミッドデイサービスの設定はない。

その後、競技は31日金曜日午後2時33分からスタート。サービスパークの北東エリアで2本のステージを各2回走行、その合計距離は77.82kmと比較的短いが、ミッドデイサービスやタイヤフィッティングゾーンが設定されないため、タイヤマネージメントとクルマを傷めない走りが求められる。

競技2日目の6月1日土曜日は、大会のステージ距離の半分以上となる149kmを走行する最長の一日。デイ1よりもさらに東側のエリアで、まず午前中に2本のステージを各2回走行。午後は、ビッグジャンプで有名な「モンテ・レルノ」を含む2本のステージを各2回走る。デイ2もミッドデイサービスが設定されず、タイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換および簡単な整備作業のみで一日を走り切らなければならない。

最終日となる2日の日曜日は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行。この日もミッドデイサービスおよびタイヤフィッティングゾーンの設定はない。SS14の再走ステージとなるSS16は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

48時間という短い時間内で全16本のステージを走行し、その合計距離は266.12kmとコンパクトな設定。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は、1035.46kmが予定されている。

このラリーに、トヨタはエルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、勝田貴元の3台がワークスエントリー。一方のヒョンデは、ティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナックに、グラベルを得意とするダニ・ソルドの布陣で対抗する。

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