2024年5月25日と26日に中国の上海インターナショナルサーキットでフォーミュラE第11戦、第12上海E-Prixが行われた。実に4年ぶりとなる中国での開催だが、今年はF1でもお馴染みの上海インターナショナルサーキットが戦いの舞台となる。フォーミュラE初開催となる同サーキットながらコース幅の広いパーマネントサーキットということもあり、激しいバトルが随所で繰り広げられた。

残り4戦・・・タイトル争いは4人のドライバーに絞られた

画像: 一時はシート喪失の噂も出ていたダ・コスタ。今季2勝目を挙げ、来季に向けてのアピールとなった。

一時はシート喪失の噂も出ていたダ・コスタ。今季2勝目を挙げ、来季に向けてのアピールとなった。

連続表彰台を獲得し、勢いに乗っていたローランドはここ中国では失速。第11戦では4位に入るも、第12戦では10位がやっとだった。そんなローランドを尻目に第11戦で優勝、第12戦では5位に入ったエバンスがローランドを抜きランキング3位に浮上している。

フォーミュラEシーズン10も残りあと4戦。アメリカ・ポートランドとイギリス・ロンドンのダブルヘッダーを残すのみとなった。ランキングはトップのキャシディが167ポイント、2位ウェーレインが142ポイント、ランキング3位エバンスが132ポイント、ランキング4位のローランドが131ポイントとなっている。

ランキング5位につけているディフェンディングチャンピオンのジェイク・デニス(ANDRETTI FORMULA E)が113ポイントでまだタイトルの可能性は残されているが、上位4名から離されていることを考えるとタイトル争いは現状ランキング4位以内のドライバーで行われる。

直近のレースではチームワークが光るジャガーは着実にポイントを積み上げているが、チームメイト同士のタイトル争いでもある。もちろんポートランドの結果次第だろうが、どのような判断が下されるのだろうか。

ポルシェはウェーレインがタイトルコンテンダーとして奮闘しているが、中国では波が激しい週末となった。チームメイトのダ・コスタが復調しているのは好材料だが、ダ・コスタのアシストはあるのかは不透明。現状ジャガー2台を相手にしなければいけないだけに、ウェーレインにとって厳しい戦いが続く。

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